JVCケンウッド、業務用3D機器でRealDと技術提携

-関連特許の活用で、新コンセプトの3D製品展開へ


12月24日発表


 JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社は24日、米RealD(リアルディー)と、3D映像技術において提携すると発表した。

 RealDが持つ3D映像の作成や再生などの特許技術と、JVCケンウッドのグループ会社である日本ビクターが持つAV技術を融合させ、3Dモニターや関連機器など新コンセプトの3D対応製品を展開することで合意。

 日本ビクターの46型業務用フルHD 3Dモニター「GD-463D10」は、ハリウッドや研究施設などに納入実績がある一方、RealDは3D映像機器分野の特許により、世界の3D映画上映機器で最大のシェアを持っている。両社が技術提携することで業務用を中心とした3D映像機器ビジネスの拡大を目指し、関連製品の開発と販売を加速させるとしている。

 なお、既報の通りRealDは、家庭向けの3D技術においてソニーと提携することも発表している。



(2009年 12月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]