「BCN AWARD 2010」発表。液晶TVでシャープが首位獲得

1月14日発表

　BCNは14日、全国の主要パソコン販売店、家電量販店24社2,327店舗のPOSデータ統計に基づき、パソコン関連商品とデジタル家電商品102部門の売上ナンバーワンベンダーを選ぶ「BCN AWARD 2010」を発表した。

　同アワードは、2009年1月から12月までの商品ジャンルごとの販売台数を集計、トップシェアベンダーを決定し、表彰するもの。今回で11回目を迎え、ハードウェア70部門、ソフトウェア32部門の計102部門において、48社が受賞した。10年連続の受賞ベンダーは、エレコムやバッファロー、キヤノンなど7企業(8部門)となっている。

　今回からヘッドフォン・イヤフォン、BDメディア、デジタルチューナ、ネットブック、SSD、交換レンズ、DTPソフトの7部門を新設。BDメディア部門は、従来の「DVDメディア部門」から分離した形となっており、「DVDメディア部門」の受賞回数は同部門が引き継ぐとしている。

　40型未満の液晶テレビ部門ではシャープが販売台数シェア43.3%で1位。2位はパナソニックでシェア16.2%、3位は東芝で15.4%と続いている。また40型以上の液晶テレビ部門でも、シャープが49.7%で首位。ともに4割以上のシェアを獲得してのトップとなった。2位はソニーで34.2%、3位は東芝で14.3%。

　プラズマテレビ部門では、パナソニックが76%で1位。続いて23.2%で日立製作所、3位は0.8%でパイオニアとなっている。

　BDレコーダ部門では液晶テレビと同じく、シャープが36.5%で1位を獲得。同部門初受賞となった。2位は34.5%でパナソニック、3位は27.5%でソニーがランクインしている。また今回より新設されたBDメディア部門では、ソニーが28%で1位を獲得した。2位はTDKで26.1%、3位は19.2%でパナソニック。

　同じく新設のデジタルチューナ部門では、シェア27.1%を獲得したマスプロ電工が1位となった。2位はアイ･オーデータ機器で16.6%、3位はソニーで11.7%となっている。デジタルビデオカメラ部門では、ソニーが40.8%で1位。2位は24.4%でパナソニック、3位は20.3%でビクター。

　携帯オーディオ部門では、51.5%と半数以上のシェアを獲得したアップルが1位を獲得。ソニーは2位でシェア35.4%となっている。3位はクリエイティブで2.3%。新設のヘッドフォン・イヤフォン部門ではオーディオテクニカが25.7%で首位を獲得した。2位は21.2%でソニー、3位は14.9%でビクター。

　そのほか、ソフトウェア部門のビデオ関連ソフト部門では、ソースネクストが20.8%で1位。サウンド関連ソフトではクリプトン・フューチャー・メディアが23.7%で1位となっている。