アニメ「true tears Blu-ray BOX」の仕様に誤表記

-バンダイビジュアルが経緯と詳細を説明し、謝罪


2月25日発表

true tears
※ジャケットとは異なります
(c)2008 true tears 製作委員会
 バンダイビジュアルは25日、3月26日に発売する「true tears Blu-ray BOX」(24,990円)の仕様に誤表記があったと発表。経緯や映像の詳細な仕様についての説明を製品情報ページにて行なった。

 true tearsのBD-BOXは、Blu-ray Disc Association(BDA)のWebサイトで実施された、BD化を期待する作品に投票する企画「あなたの力でBD化プロジェクトランキング 第1弾 アニメ編」で1位を獲得したことをキッカケに、BDAがバンダイビジュアルにBD化を交渉。その結果、BD化が決定したタイトル。予約入金が2,000個以上にならないと製作されないという販売スタイルも話題を集めている。

 今回の仕様誤表記の問題は、BD化発表当初、収録映像の仕様を「16:9の1080p」と記載していたが、2月22日に公式ホームページで急遽仕様が「16:9 1080i、一部16:9 1080p」と書き換えられたのが発端。その際に詳しい説明が書かれておらず、また、既に予約者からの入金が完了した状態での仕様変更であった事もあり、一部で不満が出ている。

 25日に発表された「スペック誤表記のお知らせとお詫び」は、この経緯や詳細をバンダイビジュアルが説明したもの。これによれば、22日に発表された公式サイトでの仕様変更は、「本編映像、映像特典の素材によって収録仕様が異なっており、当初BD-BOXの映像特典の中の1080pの素材を本編の仕様と誤認し、1080pと表記しておりましたが、最終進行作業時に仕様の誤認に気づき、急ぎ訂正した」ものだったという。バンダイビジュアルでは「お客様への事前説明を行なわないまま、スペック表記の修正を公式HPにて発表したことにより、混乱を生じさせてしまった」と謝罪している。

 映像の詳細についても説明。この作品はオリジナル制作時より1080i形式で、BD化にあたっては「現存する最良のHDマスターをもとに、最適な画質での収録を行なっている。SD画質からのアップコンバートではない」とのこと。

 さらに、今後も公式ページ上で画質に関する詳細情報や、収録する本編映像の一部を静止画で掲載する事なども検討しているという。変更を踏まえた仕様は下表の通り。

タイトル仕様音声品番価格
true tears Blu-ray BOX
 ※完全予約受注生産
片面2層×3枚
本編約319分
特典約96分
16:9 1080i
(一部16:9 1080p)
日本語
 (リニアPCMステレオ)
24,990円

 



(2010年 2月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]