zionote、ヘッドフォンアンプ内蔵の小型USB DDC/DAC

-ステレオミニ/光出力対応の「nano/S」。実売6,800円


3月19日発売

標準価格:オープンプライス


 zionoteは、韓国ジヌンエレコムのオーディオブランド「JAVS」製品の取扱いを開始。ヘッドフォンアンプ内蔵の小型USB DDC/DAC「nano/S」を3月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,800円前後。

 なお、発売に先駆けて、17日から大阪のe☆イヤホン、東京のフジヤエービック、オリオスペック、エコタクドットコムにて先行販売を開始。e☆イヤホン、フジヤエービック、オリオスペックでは試聴も行なえる。また、nano/Sにボリュームボタンを付けた上位機種「nano/V」も開発中としている。

 外形寸法60×45×17mm(縦×横×厚さ)の小型筐体で、USB接続したパソコンの音声を最大24bit/96kHzのデジタル出力、またはアナログ出力できる製品。USBバスパワーで駆動する。対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X。ドライバのインストールは不要。

 出力端子は光デジタル(丸型)とステレオミニのコンボタイプで、接続するケーブルによりDDC/DACを使い分けられ、ヘッドフォンアンプとしても利用可能。接続するヘッドフォンのインピーダンスは16~300Ωまで対応。高級ヘッドフォンも強力にドライブできるとしている。デジタル出力時はドルビーデジタル/DTSパススルーにも対応する。

ヘッドフォンとの接続例スピーカーとの接続例
 アナログ出力は最大3Vrms。DACには旭化成マイクロシステムズの「AK4421」を採用。オペアンプはアナログ・デバイセズが独自のXFCB-HV(超高速コンプリメンタリ・バイポーラ高電圧)で製造した「AD8397」を搭載している。

 USBコントローラはTENORの「TE7022L」を採用。DACのAK4421とはI2Sで接続している。±1PPMの高精度TCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載し、ジッタ低減を追求している。

 電源部は、ナショナル セミコンダクターの「LM2663M」で正負電源を生成、低ESRのタンタルコンデンサや、4層基板の採用などで高音質化を図っている。

 USBケーブルや、光デジタルケーブル用の丸型-角型変換アダプタなどが付属する。



(2010年 3月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]