フリービット、月額525円の720pビデオカメラ

-デジタル家電ワンコイン展開。12回払い


7月下旬発売

月額料金:525円×12カ月


 フリービットとドリームトレイン・インターネット(DTI)、エグゼモードの3社は、継続課金型家電ビジネスを開始。第1弾として、月額525円の12回払いでビデオカメラ「ServersMan Scooop HD」を発売する。予約は18日から受付、商品発送は7月下旬を予定している。

利用イメージ

 継続課金型でハードウェアを販売することで、最新機能を安価に提供可能とすることを狙い、「デジタル家電ワンコインシリーズ」として展開。月額525円の12回払い(合計6,300円)でServersMan Scooop HDを販売する。なお、支払いが終了する1年後にはユーザーのものとなり、継続利用できる。加えて、1年後には最新の機能を持つ新しい機器を紹介することで、「継続して新しいデジタルライフを楽しめる」とする。

 ソフトウェア開発や全体の統括をフリービットが担当、課金や会員管理はDTI、ハードウェアはエグゼモードが開発する。

 「ServersMan Scooop HD」は、2009年9月に発売した「ServersMan Scoop by EXEMODE」の後継機種で720pのHD映像をMPEG-4 AVC/H.264(MOV形式)で記録できるビデオカメラ。記録メディアはSDメモリーカード。

 撮像素子は100万画素のCMOSで、記録モードはHD(1,280×720ドット)、WVGA(848×480ドット)、Web(320×240ドット)の3種類が選択可能。1.6倍のデジタルズームも備えている。JPEGの静止画撮影やWAV音声記録にも対応する。

 フリービット独自のサーバーソフト「ServersMan mini」を内蔵。パソコンとScooop本体をUSB接続すると、録画した動画などをそのままネットに公開できる。また、ServersMan miniからiPadへの動画/画像送信や、YouTubeへの動画アップロードにも対応する。

 2.0型の液晶モニターやHDMI出力、イヤフォン、AV出力端子を装備。リチウムイオンバッテリを内蔵し、約1時間40分の連続録画が可能。外形寸法は99×57×17.3mm(縦×横×厚み)、本体重量は約68g。

 また、フリービットは、「愛国者(aigo)」のブランドで知られる中国のデジタルコンシューマ機器メーカー北京華旗資訊数碼科技有限公司(Beijing Huaqi Information Digital Technology)とServersManに関する包括的契約を締結。両社の合弁会社となる北京智慧風雲科技有限公司(Smart Cloud)を設立した。

 この提携により、フリービットはSmart Cloudに一部地域におけるServersManの独占マスターライセンスを付与。ライセンスの対象地域は中国、香港、台湾、シンガポール。aigoはSmart CloudからServersManの提供を受け、aigoブランドのIPv6対応デジタル家電製品製品に搭載する計画。


(2010年 6月 11日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]