東芝、2010年度第1四半期は営業利益294億円の黒字
-テレビは国内を中心に好調
7月29日発表
東芝は29日、2010年度第1四半期決算を発表した。売上高は前年比9.7%増の1兆4,692億円、営業利益は前年同期比で671億円改善の294億円の黒字、純利益も同583億円改善の5億円となった。
薄型テレビなどを含むデジタルプロダクツは、売上高が前年同期比1,089億円増の5,996億円、営業利益も同17億円増の65億円。テレビが増収になるなど映像事業が国内を中心に好調だったほか、パソコンも増収となった。
損益面では、パソコンがユーロ安の影響などで減益となったものの黒字を確保。テレビも黒字を継続したほか、光ディスク装置が好調だった記憶装置事業、流通/事務機器なども増益でデジタルプロダクツ部門全体で増収、増益になった。
電子デバイス部門も増収増益で、売上高は598億円増の3,320億円、営業利益は689億円改善の270億円。半導体事業では、NANDフラッシュの需要改善や価格安定によりメモリが好調だったほか、システムLSIやディスクリートも回復し、増収になった。
損益面でも、半導体、液晶ディスプレイとも増収とコスト削減効果により黒字化。部門全体の損益は大幅に改善したという。
家庭電器部門は、売上高が24億円増加の1,385億円、営業損益は34億円改善し、12億円の赤字。エコポイント効果などで増収となり、家電事業や産業用照明などが改善。部門全体の損益は赤字ながら改善した。
(2010年 7月 29日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]
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