ヤマハ、iPod用ワイヤレススピーカー「PDX-W61」

-非圧縮高音質伝送。外部入力も追加。実売3万円


「PDX-W61」ダークレッド(RD)モデル

 ヤマハは、iPhone対応ワイヤレススピーカー「PDX-W61」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。カラーはダークレッド(RD)、ブラック(B)、ライトグレー(HL)を用意する。

 iPodのDockコネクタに接続する、小型の無線送信ユニットと、受信機とアンプを内蔵した一体型スピーカーで構成するシステム。無線送信には「AirWired(エアワイヤード)」と呼ばれる独自開発の伝送技術を採用。iPodのDockから音声をデジタル信号で取り出し、2.4GHz帯を使って非圧縮のPCMで伝送。高音質な伝送ができるのが特徴。


PDX-W61(B)PDX-W61(RD)PDX-W61(HL)
3色のカラーバリエーション

 AirWiredにより、iPhone/iPod touch内の楽曲をPDX-W61から音声出力できるほか、電源や音量調整操作も連動。リモコン感覚でiPhone/iPod touchを利用できる。送信ユニット用の充電台も付属しており、iPodの充電も可能。対応機器はiPhone 3G/3GS/4と、第5世代iPod、iPod classic、iPod nano、iPod touch。

 ワイヤレス伝送ながら低遅延という点も特徴で、ワイヤレス再生時の音声遅延は0.012秒。手元でゲームや動画を楽しむ際にも、サウンドと映像のズレ無く楽しめるとする。また、デジタル・サウンド・プロジェクター「YSPシリーズ」など、PDX-W61以外のAirWired対応機器でも利用できる。

 前モデル「PDX-50」との違いは、新たにAUXの外部音声入力端子を備えたこと。これにより、iPod以外のプレーヤーとも接続できる。またカラーバリエーションも3色に一新された。加えて、スピーカー天面に配置されていた突起状の受信部分もなくなり、よりフラットなデザインになっている。

 スピーカー部はバスレフ型で、8cmフルレンジユニットを2基内蔵。アンプ部の出力は15W×2ch。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。消費電力は10W(待機時1.0W以下)。外形寸法は350×125×109mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg。


(2010年 9月 29日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]