オンキヨー、24bit/96kHz対応USBオーディオの新モデル

-ブラックカラーの「SE-U55SX2」。DigiOnSound同梱


縦置き時

 オンキヨーは、24bit/96kHz対応のUSBオーディオインターフェイス「SE-U55SX2(B)」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。

 '07年に発売された「SE-U55SX」の後継モデル。本体カラーをブラックとしたほか、付属ソフトはCarryOn Musicから、デジオン製の「DigiOnSound6 L.E. for ONKYO」に変更した。また、対応OSはWindows XP/Vistaに加え、7にも対応。7のみ32bit/64bit両対応となっている。そのほかの仕様はU55SXと同じ。縦置き/横置きに対応する。

 独自のアナログ波形生成技術「VLSC」(Vector Linear Shaping Circuitry)回路などを搭載し、デジタル音源の高品位な再生を追求。システム全体でSN比115dBを実現している。

 VLSC回路は、L/Rchで独立させ、200PCIと同様にシンメトリーに配置。グランドを強化する銅バスプレートも搭載。専用独立電源やカップリングコンデンサも高品位なものを採用したという。

 DACはTI/バーブラウンの「PCM1796」を搭載し、出力は24bit/96kHzまでサポートする。ADCもSN比114dBの高性能なチップを採用。入力も24bit/96kHzに対応する。大型電解コンデンサや、オーディオ用出力カップリングコンデンサ、デジタル電源用コンデンサ、専用開発のオーディオコンデンサなども投入している。

横置き時

 動作をPCのクロックに同期させず、発振周波数が±10ppmという、高精度な水晶クロックを内蔵することでジッタを低減。「通常のオーディオ機器に匹敵する描写力の高い再生を実現した」という。

 PCとの接続はUSB 1.1で、光デジタル出力(2ch専用)も備える。付属ソフトの「DigiOnSound6 L.E. for ONKYO」により、24bit/96kHz音源を含むオーディオの録音/編集が行なえる。

 USBバスパワーでは動作せず、ACアダプタの接続が必要。完全セルフパワー給電となっており、PCが起動していなくてもオーディオセレクタとして使用できる。消費電力は3.8W。

 出力端子は光デジタル×2、アナログ(RCA 2ch)×1、ヘッドフォン×1。入力端子はUSB×1、光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ(RCA 2ch)×1、マイク×1。外形寸法は169×67×244mm(幅×奥行き×高さ)。重量は700g。光デジタルケーブルなどが付属する。



(2010年 11月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]