東芝、裸眼3D「グラスレス3Dレグザ」を22日より発売

-12型は22日に。CELL搭載20型「20GL1」は25日


「20GL1」(左)、「12GL1」(右)

 東芝は、メガネなしで3D視聴を可能な液晶テレビ「グラスレス3Dレグザ」を12月22日より順次発売する。

 20型の「20GL1」は12月25日に、12型の「12GL1」は12月22日に発売。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は20型が24万円前後、12型が12万円前後。

 なお、12型は発表時に年間消費電力量53kWh/年としていたが、66kWh/年に訂正された。これにより同モデルはエコポイントの対象商品ではなくなった。なお、20型もエコポイント対象外となっている

 いずれも独自のインテグラルイメージング(光線再生)方式と、垂直レンチキュラーシートを組み合わせ、メガネなしで3D再生を実現する。同方式では、物体からの光を複数方向からサンプリングし、ディスプレイによりその反射光を再現。グラスレス3Dレグザでは、独自の映像処理で9視差映像を生成し、レンチキュラーシートを通して表示することで3Dを実現する。

 入力映像から9視差の映像を作り出すために、20型の「20GL1」ではCELLプロセッサを内蔵。12型は、デジタルフォトフレーム風のデザインが特徴で、映像処理回路として「グラスレス3D専用レグザエンジン」を搭載する。

 20型の「20GL1」は、フルHDの約4倍の画素数となる、総画素数約827万画素のパネルを用い、2D/3D表示解像度1,280×720ドットを実現。バックライトは1,440個のLEDを液晶直下に配置し、明るさを確保している。コントラストは550:1。

 ボディはスタンド一体型で、地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統装備。USB HDDを最大4台接続可能で、デジタル放送録画にも対応する。HDMI×4入力やビデオ入力×1、アナログ音声出力×1、ヘッドフォン出力×1、USB×1、Ethernetなどを装備。消費電力は230W、年間消費電力量は330kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は64×41×101~112cm(幅×奥行×高さ)/30.5kg。

 12型の「12GL1」は、パネル総画素数が約147万画素で、3D/2Dともに466×350ドットの表示が可能。地上/BS/110度デジタルチューナを各1系統装備し、USB HDDへの録画にも対応。HDMI×1やビデオ入力×1、Ethernetを装備。消費電力は46W、年間消費電力量は66kwh/年。スタンドを含む外形寸法は33.7×20×27.2cm、重量は3.6kg。

20GL112GL1

(2010年 12月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]