ニコン、フルHD撮影対応「D7000」の動画機能を改善

-最新ファームウェア公開。暗いシーンでの輝点を軽減


D7000
 ニコンは22日、デジタル一眼レフカメラ「D7000」の動画撮影機能を改善する最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はファームウェアA、BともにVer.1.01。

 ファームウェアの適用により、暗いシーンや黒っぽい被写体などをライブビュー撮影または動画撮影した場合に輝点が目立つことがある現象を軽減する。

 ニコンでは12月3日にサポートページで同現象について、「実用上問題ないレベルと考えている」としながらも、「暗いシーンを動画撮影した際に、輝点が目立つという現象についてユーザーから指摘を受けたため」ファームウェアのバージョンアップによる軽減策の対応準備を進めるとしていた。

 なお、ライブビュー中にシャッターボタンを半押ししてピントを合わせると、AF動作中に液晶モニターに輝点が現れる場合があるが、、静止画撮影や動画撮影で記録した画像や、動画撮影中のAF動作に影響しないという。

 D7000は10月に発売された、ニコンDXフォーマットの撮像素子を採用したデジタル一眼レフ。新開発のCMOSセンサーを搭載しており、有効画素数は1,620万画素。動画撮影機能「Dムービー」に対応し、最高フルHD(1,920×1,080/24p)の撮影に対応し、圧縮フォーマットはH.264/MPEG-4 AVC/H.264で、ファイル形式はMOV。最長記録時間は約20分。録音は内蔵モノラルマイクのほか、外部マイクを使ったステレオ録音にも対応する。



(2010年 12月 22日)

[AV Watch編集部 古川 敦]