デノン、LAN再生対応CDレシーバに黒モデル

「RCD-N7(K)」と「SC-N7BKEM」を組み合わせたところ

　デノンは、ネットワーク対応のCDレシーバー「RCD-N7」に、ブラックモデル(K)を追加。組み合わせを想定したスピーカー「SC-N7」にもブラックモデル「SC-N7BKEM」を用意する。どちらも8月上旬発売で、オープンプライス。店頭予想価格は「RCD-N7(K)」が55,000円前後、「SC-N7BKEM」がペアで15,000円前後。

　また、従来木目(M)モデルを展開してきたシアタースピーカーの「55SG」シリーズに、ピアノブラックフィニッシュモデルを追加。8月下旬に発売する。フロア型、センター、ブックシェルフ、サブウーファをラインナップしており、価格は下表の通り。

■RCD-N7/SC-N7BKEM

　CDプレーヤーとFM/AMチューナ、iPod/iPhone用Dock、4chのデジタルアンプ、ネットワークプレーヤー機能を一体化したオーディオシステム。DLNA 1.5に準拠し、PCやNASに保存した音楽ファイルをLAN経由で再生でき、iPhone/iPad/iPod touchの「Denon Remote App」を使って選曲などの操作も可能。

　さらに、AirPlayにも対応可能。iPhoneやPCのiTunesの楽曲を、ワイヤレスで再生する事もできる。ただし、AirPlayに対応するためには有償(5,250円)のオンラインアップグレードが必要。

　上部のDockにiPhoneやiPodを乗せ、ダイレクト再生が可能。USBメモリ内の楽曲を再生するためのUSB端子も備えている。AM/FMチューナも装備し、インターネットラジオの受信も可能。本体前面には3ライン表示の大型有機ELディスプレイを装備する。外形寸法は280×299×112mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.3kg。

　スピーカーの「SC-N7BKEM」は、2ウェイバスレフ型で、12cmコーン型ウーファと2.5cmバランス型ドームツィータで構成。再生周波数帯域は50Hz～20kHz、クロスオーバー周波数は7kHz、出力音圧レベルは82dB/W・m。外形寸法は145×236×233mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.3kg。

■55SGシリーズ

55SGシリーズのピアノブラックフィニッシュモデル

　ヨーロッパのサウンドデザイナーとデノンのスピーカー技術陣が共同で開発したモデル。ウーファに「D.D.L.(DENON Double Layer)コーン」を採用しているのが特徴で、2層の振動板を使い、広帯域に渡って正確なピストンモーションを実現しているという。

　ダブルウーファを採用した「SC-T55SG-K」と「SC-C55SG-K」には、P.P.D.D.(Push-Pull Dual Driver)方式を採用。振動板エッジを互いに逆向きに装着した2個のドライバーユニットが歪みを打ち消し合い、「パワフルかつクリアで量感あふれる重低音再生する」としている。

　サブウーファの「DSW-55SG」は、AVアンプなどで高品位にバスマネージメントされた信号に対しては、サブウーファ側の調整回路をバイパスしてピュアな再生を行なう「LF DIRECT回路」を搭載。

　サラウンドスピーカーの「SC-A55SG」は、別売のブラケット「ASG-20」を使う事で、壁掛けや天井設置にも対応する。