ソニー、10.1型液晶のポータブルBlu-rayプレーヤー

-オーディオDSP搭載で4種の音声モード。実売5万円


BDP-SX1

 ソニーは、10.1型液晶を備えたポータブルBlu-ray/DVDプレーヤー「BDP-SX1」を10月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後。

 同社初となるポータブルBDプレーヤー。ディスプレイは10.1型/1,024×600ドットのLEDバックライト液晶で、180度の回転が可能。液晶を上にした状態で折り畳める。

 Blu-ray/DVD/CD再生のほか、USBメモリやUSB HDDに収めた動画/音楽/静止画も再生可能。対応フォーマットは動画がMPEG-1/2/4、MPEG-4 AVC/H.264、WMV、AVCHD。音楽がMP3/WMA/AAC/リニアPCM。静止画がJPEG。

 USBメモリやディスクに保存された静止画のフォトフレーム機能も搭載。スライドショー再生のエフェクトや切替速度が変更できる。スライドショーのBGMは、CDのほかUSBメモリ/HDDに保存された音楽ファイルを利用できる。CDをBGMとして利用する場合は1曲目からの再生となり、USBメモリ/HDDの場合は任意の1曲をリピート再生する。

回転式の液晶を搭載ディスプレイを閉じたところ

 ステレオスピーカーを搭載し、専用のオーディオDSPを用いた4種類のサウンドモードを搭載。「ダイナミック」は入力レベルに応じて小さい音を引き上げ、低音強調を行なうことで音の迫力が増すというモード。「ダイナミックサラウンド」は、前述のダイナミックにバーチャルサラウンド効果を持たせたもの。左右の音声信号を演算、時間差を設けて出力することで音の広がりが感じられるという。そのほか、小さな声/セリフを聞きとりやすくする「クリアボイス」と、標準設定の「スタンダード」が利用できる。

 HDMI出力を搭載し、別売ケーブルでテレビなどに映像/音声を出力可能。フタを閉じると映像が消えるため、消費電力を抑えられる。コンポジット映像/アナログ音声のAV出力も備える。

 内蔵バッテリで連続5時間の再生が可能。車のシガーソケット(12V)から給電できるアダプタや、ACアダプタ(AC 100-240V)も同梱する。天板パネルは金属蒸着手法により高級感のあるデザインとした。閉じた状態の外形寸法は、259×204×40.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.53kg。リモコンが付属する。

サラウンドモード「ダイナミックサラウンド」時サラウンドモードは本体右側のボタンで切り替える天板デザインは、「ブルーレイディスクの滑らかさ、高精細を表現した」としている
ディスクトレイオープン時操作ボタン部付属リモコン


(2011年 10月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]