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ハーマンカードン“リブランディング”。音と光、素材にこだわる「Aura Studio 5 Wi-Fi/SoundSticks 5/Luna 2」

手前が「Aura Studio 5 Wi-Fi」

ハーマンインターナショナルは、Harman Kardonを“リブランディング”し、新たなスピーカー3モデルを公開した。Wi-Fiを搭載し、上質な空間体験を可能にするプレミアムモデル「Aura Studio 5 Wi-Fi」、機能もライティングも進化し、HDMI ARCも搭載した2.1chシステム「SoundSticks 5」、ミニマルデザインとアンビエントライトを採用した「Luna 2」で、発売日や価格は後日発表される。

HDMI ARCも搭載した2.1chシステム「SoundSticks 5」
ミニマルデザインとアンビエントライトを採用した「Luna 2」

Aura Studio 5 Wi-Fi

Aura Studio 5 Wi-Fi

既発売「Aura Studio 5」をベースとしながら、Wi-Fi機能を搭載したのが「Aura Studio 5 Wi-Fi」。ハイレゾストリーミング再生が可能になり、より高音質で音楽を楽しめるプレミアムモデル。

独自の「Constant Sound Field」技術を採用し、部屋中に音を広げられ、どこにいても上質なサウンドが楽しめるという。さらに、センターチャンネルのための専用ツイーターを搭載することで、明瞭性と音の広がりを高めている。

Aura Studio 5 Wi-Fiだけの、星雲をイメージした「ネビュラ」パターンを追加した、7つのライティングテーマを搭載し、音楽だけでなく、光でも心地よい雰囲気を演出。「Harman Kardon ONE」アプリから、明るさやライティングパターンなど細かく制御したり、鳥の声や水の音などテーマに合わせたアンビエントサウンドもアプリから再生できる。

内部が光る様子

Auracast対応のHarman Kardon製品やJBLスピーカーと連携し、音楽を複数台から同時再生する事もできる。

入力として3.5mm AUX×1、Bluetoothにも対応。外形寸法は234×234×307mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.2 kg。

SoundSticks 5

SoundSticks 5

ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久所蔵品にも選定された「SoundStick」初代モデルから続く、Harman Kardonを代表するシリーズの新作が「SoundSticks 5」。カラーはホワイトとブラックを用意する。

2.1ch構成で、アイコニックなスケルトンデザインを継承しつつ、スタイリッシュなカラーリングとメタリックアクセントを融合。中央に浮かぶように配置されたサブウーファーが、洗練されたビジュアルを引き立てている。

音質面も進化。左右のサテライトスピーカーに、シルクドームツイーターとミッドレンジドライバーを搭載し、クリアなステレオサウンドを再生。中央のダウンファイヤリング型サブウーファーで低音を響かせる。

ライティング機能も刷新され、従来のサブウーファーのみのライティングに加え、サテライトスピーカーにもライティング効果が追加された。鮮やかな色彩と多彩な動きによる光の演出が、落ち着いた雰囲気からリラックス、エネルギッシュなムードまで幅広く表現する。

サテライトスピーカーにもライティング効果を追加

Auracast対応のBluetoothワイヤレス接続により複数台の同時接続が可能。AUXアナログ入力も備えるほか、新たにHDMI ARCにも対応。テレビやPCとHDMIケーブルで接続し、映画やゲームのサウンドを強化することができる。

HDMI ARCでテレビとも連携できる

「Harman Kardon One」アプリに対応。ストリーミング再生やライティングショーのカスタマイズ、EQ調整、対応スピーカーの一括管理もできる。

外形寸法はサブウーファが238×238×283mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.7kg。サテライトは96×96×281mm(同)で、1個あたり0.8 kg。

Luna 2

Luna 2

持ち運びやすいコンパクトデザインながら、2ウェイスピーカー構成とデュアルパッシブラジエーターを搭載し、バランスの取れたクリアなサウンドと、力強い低音も再生できるポータブルBluetoothスピーカー。

前面と背面にパッシブラジエーターを搭載し、低音を強化している

自然をテーマにしたアンビエントライトを搭載。設置したデスクなどを、間接照明として照らし、空間にさりげない表情を加え、音楽の世界へとやさしく誘うという。気分に合わせて色やパターンを自由にカスタマイズすることも可能。

最大12時間の連続再生が可能なほか、IP67の防塵防水性能によりキッチンやお風呂などの水回りでも使用可能。Harman Kardon ONEアプリからオーディオやライティング設定も変えられる。2台のLuna 2をタッチし、瞬時にステレオペアリングを可能にする「AirTouch」機能も備えている。

外形寸法は216×81×84mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約0.74kg。

「光」、「抜け感」、「素材の在り方」から生まれた3モデル

ダニエラ・フローリッヒ=リッケス氏(Director, Strategic Customer Marketing, EU and Automotive Marketing)

来日した、ハーマンインターナショナルのダニエラ・フローリッヒ=リッケス氏(Director, Strategic Customer Marketing, EU and Automotive Marketing)は、70年以上の歴史を持つHarman Kardonブランドを紹介し、「市場は激しく変化しており、長く続くブランドも変化しなければ生き残れない」とした上で、「プロダクトそのものではなく、それが置かれた空間に広がる音、光、そしてデザインの調和という新たな方向性を示したい」と、新たな3製品を紹介。

ブランドのターゲット層としては、「洗練された暮らしを志向する若いカップルやファミリー」とし、「友人や家族とのつながりを重視し、丁寧な暮らしをしている人達にお届けしたい。(そういった層は)デザインを大切にしており、空間を演出するためのオーディオも重視している。そういった人達にHarman Kardonはマッチするのではないか」とした。

ジェイミー・パイバス氏(Industrial Designer, Lifestyle Division)

ジェイミー・パイバス氏(Industrial Designer, Lifestyle Division)は3モデルについて、「光」、「抜け感」、「素材の在り方(仕上げや形状)」という3つのレイヤーをコンセプトにしていると説明。

Aura Studio 5 Wi-Fiについては、音だけでなく、光も空間を満たすように広がる事にこだわり、そのイルミネーションも「これまでのシリーズでは、内部を覗き込みたくなるデザインだったが、第5世代は外へと光が広がるようにコンセプトが大きく変わった」と説明。

それを実現するために、意図的に内部に影が生まれるよう設計したり、光の流れが出るような造形を追求。立体的な光の造形を内部に出現させ、さらに光がプロジェクターのように壁や天井に投映されるようにもするなど、こだわりを語った。

光がプロジェクターのように壁や天井に投映されるようになっている

SoundSticks 5では、透明感、抜け感を維持しながら、光と影をどのように構成するか、その絶妙なバランスにこだわったという。新たに光るようになったサテライト部分は、光のレイヤーを重ねるようなデザインが採用された。

SoundSticks 5のサテライトスピーカーを構成するパーツ
初期のデザイン案

ポータブルスピーカのLuna 2では、「手に取った時の質感や、その所作から美しさを感じさせるものにしたいと考えた」という。そこで、アルミニウムを切削したフロントグリルを採用し、質感だけでなく、手にした時にヒンヤリと冷たい事も、「製品と人の繋がりを感じさせる部分として大切にした。そばに置きたくなるような存在になるよう工夫した」とのこと。

ハーマンインターナショナルマーケティング部 濱田直樹シニアマネージャーも登壇した

メディア向けの発表会は、中目黒にある日本食レストランであり、講座や催事をおこなう場でもある「HIGASHI-YAMA Tokyo/Studio」で開催。陰影にこだわった建物の中に、光とサウンドにこだわったHarman Kardonの製品が溶け込むように展示された。

HIGASHI-YAMA Tokyo/Studio

さらに、櫻井焙茶研究所の櫻井真也代表取締役も参加。濃厚な味わいが特徴の八女伝統本玉露などのお茶と、Harman Kardonの新製品をイメージした和菓子も振る舞われた。茶席では、お湯が沸く音や、注ぐ時の「チョロチョロ」という生音と溶け合うように、Aura Studio 5 Wi-FiやLuna 2から、鳥の声やアンビエントミュージックを再生。都会の中にいながら、森の中で美味しいお茶と和菓子を楽しんでいるような、ゆったりとした時間が流れ、そこからリブランディングされたHarman Kardonのコンセプトが感じられた。

櫻井焙茶研究所の櫻井真也代表取締役
Harman Kardonの新製品をイメージした和菓子も振る舞われた