フォステクス、iPhone録音アダプタ「AR-4i」がtouch対応

-アプリも機能強化。iPhone 4Sでは“圏外”に


AR-4i

 フォステクスは、iPhoneでの録音やライブ配信に利用できるオーディオインターフェイス「AR-4i」に、第4世代iPod touch用のアダプタを標準添付すると発表した。12月15日より添付を開始している。

 既に「AR-4i」を購入したユーザーに対しても同アダプタを無償配布する。申し込みはメールまたはFAXで受け付けており、詳細は同社サイトで案内している。

 なお、AR-4iの対応機種はiPhone 4とiPod touchのみで、iPhone 4Sはサポートしていない。4Sに装着すると、数秒~数分の間に3G及びWi-Fiの電波が切断され、「圏外」になってしまうという。この症状は、ティアック「iM2」など、他社のDock接続を行なう製品でも確認されているもので、フォステクスはAppleに対して既にこの症状を報告し、対応を検討している。なお、通信機能以外に問題は確認されていないという。

 専用アプリの「AR-4i」もアップデート。リミッターに「Deepモード」を追加したことで、コンサートなど大きな音が連続して鳴る場所でも音割れを防げるという。また、アッテネート(減衰)機能も追加。-3dBステップで最大-12dBの減衰が行なえ、ラインとマイクを同時使用するなど異なるレベルの信号を混在して使う場合に調整しやすくなる。アッテネートを本体ボリュームと連動させるモードも搭載した。

 そのほか、低音カットの周波数を変更し、4ポイントに増加した。また、ヘッドフォンの最大出力を3dBアップ。さらに、最大出力を抑制できる音量制限機能も加えている。



(2011年 12月 16日)

[AV Watch編集部 中林暁]