日立、録画/スマホ連携対応の液晶「Wooo」19~32型
-HDD内蔵のHP09など。Android版アプリも3月公開
日立コンシューマエレクトロニクスは、液晶テレビWoooの新モデル「HP09シリーズ」と「K09シリーズ」の19~32型モデル計6製品を1月下旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円~9万円前後。
型番 | 画面サイズ | パネル解像度 | 録画機能 | 発売時期 | 店頭予想価格 |
L26-HP09 | 26型 | 1,366×768ドット | 内蔵320GB HDD 別売iVDR-S | 2月下旬 | 9万円前後 |
L22-HP09 | 22型 | 8万円前後 | |||
L32-K09 | 32型 | 1,366×768ドット | 別売USB HDD (iVDRアダプタ対応) | 1月下旬 | 78,000円前後 |
L26-K09 | 26型 | 7万円前後 | |||
L22-K09 | 22型 | 2月下旬 | 6万円前後 | ||
L19-K09 | 19型 | 1月下旬 | 5万円前後 |
いずれも1,366×768ドットのパネルを搭載する液晶テレビ。両シリーズの大きな違いは録画機能。チューナの数も異なり、HP09シリーズは地上/BS/110度CSそれぞれダブルチューナだが、K09シリーズは地デジのみダブルチューナで、BS/110度CSデジタルはシングル。バックライトはエッジ型のLED。
L26-HP09 | L22-HP09 |
HP09シリーズは本体に320GB HDDを備え、MPEG-2のTS録画のほか、MPEG-4 AVC/H.264形式でハイビジョン8倍(1,440×1,080ドット/最大約256時間)の長時間録画にも対応。カセットHDDのiVDR-Sへ録画できる「iVポケット」も備え、内蔵HDDからのダビングや、iVDR-Sへの直接録画が可能。
K09シリーズはHDDを内蔵せず、別売USB HDDへの録画に対応。2TBまでのHDDを8台まで接続でき、2TBの場合最大約255時間録画できる。また、別売iVDRアダプタを介してiVDR-Sへ録画することも可能で、USB HDDからiVDR-Sへのダビングにも対応する。録画の形式はMPEG-2のみ。
L32-K09 | L26-K09 |
L22-K09 | _L19-K09 |
両シリーズとも、独自のアルゴリズムで録画予約した番組や録画番組の情報などからユーザーの好みを分析して、それに合った一週間先までの番組を推薦する「Wooo おすすめ番組」機能を搭載。この機能では、番組のジャンル別表示にも対応し、おすすめ番組から選んで視聴/録画予約が行なえる。また、1カ月先までのGガイド注目番組も利用可能。
番組検索は、キーワード検索のほか、出演者や番組ジャンルをリストから選んで登録して行なえる。HP09シリーズでは、登録した検索条件に合った番組の自動録画にも対応する。録画した番組をEPG上で赤丸を付けてわかりやすく表示するほか、前述のWoooおすすめ番組で推薦された番組は星印で表示される。
録画番組には自動でチャプタが付与され、番組の頭出しや音楽番組での歌い出し、スポーツ中継の見どころを簡単に探せるという「いいとこジャンプ」に対応。録画中に他の録画済み番組を観ることや、録画中の追いかけ再生も可能。1.3倍の早見再生や、0.8倍のゆっくり再生も行なえる。
DLNA/DTCP-IP対応のサーバー/クライアント機能も搭載。HP09シリーズの内蔵HDDや、K09シリーズのUSB HDDなどに録画した番組を、ネットワーク経由で他の対応レコーダやNAS(LAN HDD)にダビング/ムーブできる。
■ K09は超解像を搭載
K09シリーズのみ、超解像技術の「ピクセルマネージャーSG」を搭載。入力された信号の解像度を分析し、映像の部分ごとに最適な精細度に向上することで奥行き感のある映像を再現するという。
両シリーズとも映像処理技術の「Picture Master 3」を採用。この技術は5つの機能で構成され、「アドバンスドダイナミックコントラスト2」は、シーンごとの輝度分布をヒストグラム検出した結果を元に輝度/色信号を処理して滑らかな階調と豊かな暗部階調を表現。「3次元デジタルカラーマネージメント2」は、色情報を分析して調整するほか、特定4色の彩度/明度/色相補正機能で豊かな色彩を実現。このほか、ノイズ処理の「アドバンスド3次元ノイズリダクション」や、2種類の輪郭補正回路による「アドバンスドダイナミックエンハンサ」、高輝度の映像の色飽和を抑える「カラーリミッター」を備える。
自動画質調整機能の「インテリジェント・オート高画質」も搭載。蛍光灯や白熱灯、LEDなど照明の種類や、番組ジャンル、映像シーンの情報と合わせて、最適な画質に自動で調整するという。HDMIから入力された写真データをより自然な階調/色彩で再現してテレビの大画面に合わせた画質で表示する「クリエイティブ・フォト」機能も備える。
■ スマートフォン/タブレット連携も
スマートフォン/タブレット連携機能も備えており、無料のiOSアプリ「Wooo Remote LITE for iPhone/iPad」により、無線LAN接続したiPhoneやiPod touch、iPadからの操作や、録画番組の一覧表示などに対応。
さらに、iPad用のアプリ「Wooo Remote for iPad」(350円)では、上記機能の他にEPGの表示や録画予約、放送中番組や注目番組の一覧表示も行なえる。
なお、3月にはAndroid用アプリの「Wooo Remote LITE for Android」も配信予定。iOS用のLITE版アプリと同様の操作がAndroidスマートフォンから可能になる。
HP09シリーズのリモコン | K09シリーズのリモコン |
HDMI入力はいずれも3系統。HDMI CECのWoooリンクに対応。接続したビデオカメラやレコーダ、シアターシステムなどをテレビのリモコンで操作できる。そのほか、SDカードスロットも備え、ビデオカメラで撮影した動画再生や、デジタルカメラの静止画スライドショーも行なえる。
ネットワーク機能は、アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロードや、TSUTAYA TV、T's TV、ニコンのmy Picturetown on TVなどに対応。Woooユーザー専用のポータルサイト「Wooonet」も利用できる。
省エネ機能としては、前述の自動画質調整機能の「インテリジェント・オート高画質」において、電力消費を抑える「センサーオート e」を搭載し、明るい映像を表示する場合にバックライトの発光を抑える。そのほかにも、2段階で調整できる消費電力低減モードや、外部入力からの信号が無い場合に消画する機能、無信号/無操作時の電源オフ機能も備える。
型番 | L26-HP09 | L22-HP09 |
サイズ | 26型 | 22型 |
解像度 | 1,366×768ドット | |
チューナ | 地上デジタル×2、 BS/110度CSデジタル×2 | |
録画機能 | 320GB内蔵 別売iVDR-S | |
DLNA | クライアント/サーバー対応 | |
スピーカー | 5cm径ユニット2基、出力5W×2ch | |
入力端子 | HDMI×3、D4×1、コンポジット×2、 アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、 アナログ音声×2 | |
出力端子 | 光デジタル×1、ヘッドフォン出力×1 | |
その他端子 | Ethernet、USB(録画非対応) | |
消費電力(待機時) | 63W(約0.2W) | 47W(約0.2W) |
年間消費電力量 | 49kWh/年 | 43kWh/年 |
外形寸法(スタンド含む) (幅×奥行き×高さ) | 63.9×21.7×45mm | 53.5×20.2×38.8mm |
重量(スタンド含む) | 9.3kg | 6.5kg |
型番 | L32-K09 | L26-K09 | L22-K09 | L19-K09 |
サイズ | 32型 | 26型 | 22型 | 19型 |
解像度 | 1,366×768ドット | |||
チューナ | 地上デジタル×2、BS/110度CSデジタル×1 | |||
録画機能 | 別売USB HDD 別売iVDR-S(別売iVDR-Sアダプタ使用) | |||
DLNA | クライアント/サーバー対応 | |||
スピーカー | 4.2×16cmユニット2基、 出力10W×2ch | 5cm径ユニット2基、 出力5W×2ch | ||
入力端子 | HDMI×3、D4×1、コンポジット×2、 アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、 アナログ音声×2 | |||
出力端子 | 光デジタル×1、ヘッドフォン出力×1 | |||
その他端子 | Ethernet、USB | |||
消費電力 (待機時) | 69W (約0.2W) | 58W (約0.2W) | 40W (約0.2W) | 35W (約0.2W) |
年間 消費電力量 | 46kWh/年 | 41kWh/年 | 35kWh/年 | 32kWh/年 |
外形寸法 (スタンド含む) (幅×奥行き×高さ) | 77.2×23.9 ×53.2mm | 63.9×21.7 ×45mm | 53.5×20.2 ×38.8mm | 46.2×20.2 ×34.4mm |
重量 (スタンド含む) | 10.6kg | 9kg | 6.2kg | 5kg |
(2012年 1月 17日)
[AV Watch編集部 中林暁]