電力線通信「HD-PLC」がDLNAの標準通信方式に認定
パナソニックは13日、電力線通信「HD-PLC」がDLNAガイドラインの標準通信方式に認定されたと発表した。
ネットワークで各機器間のコンテンツ連携を可能にするDLNA(Digital Living Network Alliance)では、これまでEthernet(IEEE 802.3)や無線LAN(IEEE 802.11)などが通信方式として認定されていた。今回、HD-PLC(IEEE 1901)が通信方式として追加されたことにより、宅内のテレビやAV機器、パソコン、ゲーム機、NASなどのDLNA対応製品のネットワークを介した相互通信やデータ共有サービスなどを、電力線を通じたホームネットワークで利用できるようになる。
HD-PLCはパナソニックが推進する高速電力線通信規格。2010年12月に「IEEE 1901」PLC標準として規格書が発行され、PLC他方式との共存方式も「ITU-T G.9972」として発行されており、PLCの国際的標準規格の一つとして認められている。また、HD-PLCアライアンスにおいて、PLCの相互通信性の確保のための製品認証が行なわれている。今後、パナソニックとパナソニック システムネットワークスは、DNLA標準対応商品間の相互接続性を確保し、国際的な標準IEEE 1901と対応製品の幅広い普及促進を図る。
(2012年 3月 13日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]