ドコモ、音楽50時間再生「SH-07D」などAQUOS PHONE

-iTunes管理楽曲も転送。Xi対応「ZETA SH-09D」も


「AQUOS PHONE st SH-07D」のLIME

 ドコモは、シャープ製AQUOS PHONEの新モデルとして、音楽再生にこだわった「AQUOS PHONE st SH-07D」と、Xiに対応した「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」を発売する。「SH-07D」の発売日は6月、「SH-09D」は6月~7月の発売が予定されている。

 また、これとは別に「AQUOS PHONE sv SH-10D」というモデルも8月に発売予定。こちらのモデルはNOTTV対応となっており、NOTTV対応モデルをまとめた別記事で紹介する。



■AQUOS PHONE st SH-07D

「AQUOS PHONE st SH-07D」のRED、BLACK

 コーナーにストラップホールを備え、ラバー風触感の塗装で仕上げたデザインが特徴のスマートフォン。カラーはLIME、RED、BLACKの3色。防水防塵仕様となっている。

 ディスプレイは3.4型/480×854ドットのNewモバイル ASV液晶。OSはAndroid 4.0。通信機能はHSDPA/HSUPA/GSMで、Xiには非対応。無線LANにも対応し、最大5台までのテザリングも利用できる。内蔵メモリは4GBで、microSDカードによるメモリ拡張も可能。

 音楽再生機能にこだわっており、「Music'n Player」アプリを搭載。約50時間の再生ができ、本体側面のPlayキーでシンプルに再生操作ができる。

 独自の高音質処理技術も備え、クリアで広がりのある自然なサウンドを実現したという。また、DolbyMobileサウンド効果も選択可能。プレーヤー画面のカラーも選択でき、聴いている曲をSNSでつぶやく事もできる。


 PC用音楽管理ソフト「MediaJet」に対応。iTunesで管理していた楽曲も、DRMがかかっていない曲ならばこのソフトからも管理でき、プレイリスト作成や、SH-07Dとの同期が可能。Wireless Power Consortium(WPC)の規格「Qi(チー)」に準拠したワイヤレス充電機能「おくだけ充電」にも対応しており、Wi-Fi設定と連携させることで、「おくだけ充電」を開始すると、自動で同期する事もできる。

 その他のAV機能として、ワンセグに対応。DLNA/DTCP-IPもサポートし、対応BDレコーダなどからデジタル番組を無線LAN経由で視聴できる。

 操作面では、指への追従となめらかなスクロールを両立させたというダイレクトトラッキング技術を搭載。エコ技設定で画面消灯時の余分な通信をカットするなど、バッテリの消費を抑える機能も備えている。

 デジカメは外向きに800万画素を搭載。CPUはMSM 8255 1GHz。外形寸法は約107×11.9×54mm(縦×横×厚さ)。重量は約108g。バッテリの持続時間は、3Gの待受時間が約460時間、GSMで約330時間。連続通話は3Gで約340分、GSMで約390分。



■AQUOS PHONE ZETA SH-09D

AQUOS PHONE ZETA SH-09D

 高速通信のXi(クロッシィ/LTE)に対応。防水防塵仕様の端末で、カラーはホワイトのみ。

 4.7型/720×1,280ドットのSuper CG Silicon液晶を採用。新開発の省エネに優れた液晶で、透過率を向上させ、見え方を維持しながら使用電力を低減。液晶にメモリを内蔵し、きめ細かなシステム制御で省エネ性能を高めている。内蔵バッテリ容量は1,900mAh。

 さらに、AQUOSで培った技術を応用したという高画質エンジン「SV Engine 3」も搭載。写真や動画を鮮やかかつ自然に表示できるという。覗き見防止のカラーベールビュー機能も搭載。メイン画面は「docomo Palette UI」と、オリジナルホーム画面「Feel UX」も搭載。気分に合わせて切り替えられる。OSはAndroid 4.0。

 AV機能として、ワンセグに対応。DLNA/DTCP-IPにも対応する。おサイフケータイやBluetooth 3.0にも対応。GPSや無線LANも搭載し、無線LANでは5台までのテザイングも可能。

 CPUはMSM 8960 デュアルコア 1.5GHz。メモリは16GBを内蔵し、microSDカードスロットも搭載。デジカメは外向きに1,210万画素の裏面照射型CMOS、内向きに32万画素CMOSを搭載する。また、FMトランスミッタも内蔵する。

 外形寸法は約130×67×10.8mm(縦×横×厚さ)で、重量は約140g。連続待受時間は3Gで約370時間、LTEで約270時間、GSMで約290時間。連続通話は3Gで約390分、GSMで約530分。


(2012年 5月 16日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]