オーテク、7.1ch対応のワイヤレスヘッドフォンシステム

-専用設計のカナル型イヤフォン付属。実売4万円


ATH-DWL3300

 オーディオテクニカは、手持ちのヘッドフォンをワイヤレス化してサラウンド再生も可能にするワイヤレスヘッドフォンシステム「ATH-DWL3300」を7月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

 2.4GHz帯のデジタル無線で伝送するトランスミッタと、イヤフォン/ヘッドフォンを着脱できる小型レシーバ、カナル型(耳栓型)イヤフォンをセットにしたオーディオシステム。付属イヤフォンはカナル型としたことで、3Dメガネを掛けていても圧迫のない装着感を実現したという。レシーバとイヤフォンの接続はステレオミニで、他のヘッドフォンなどに付け替えてワイヤレスで楽しむこともできる。ワイヤレス伝送の到達距離は最長約30m。

 トランスミッタ部はドルビープロロジックIIxの7.1ch拡張サラウンドに対応。映画と音楽に適した2種類のサラウンドモードが利用できる。また、ドルビーヘッドホンにも対応し、耳元や頭の中で鳴るのではなく、スピーカーで聴いているような自然な音場空間を創出するという。ドルビーデジタル/ドルビーデジタルEX/DTS/AACのデコードにも対応する。

 入力端子は光デジタルが2系統と、アナログ音声(RCA)が1系統。光デジタルスルー出力も備える。電源はACアダプタを使用する。外形寸法は約151×127×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約325g。

 レシーバはリモコン付きとなっており、手元で操作可能。接続できるイヤフォン/ヘッドフォンの推奨インピーダンスは16~64Ω。内蔵のリチウムポリマーバッテリで動作し、連続使用時間は約6時間。外形寸法は約100×24×32mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約50g。レシーバ充電用のACアダプタも付属する。

 付属のイヤフォンはダイナミック型で、14.5mm径ユニットを搭載。サラウンドの音にマッチするように専用設計され、音場定位に優れているという。再生周波数帯域は5Hz~25kHz、最大入力は100mW、インピーダンスは16Ω。ケーブルはY型で長さ0.6m。イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズを同梱する。

 なお、イヤフォン増設用のレシーバやイヤフォン、ACアダプタをセットにした「ATH-DWL3300RE」も同日より発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。

ATH-DWL3300のセット内容増設イヤフォン「ATH-DWL3300RE」の内容


(2012年 6月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]