ソニー、高速起動/3D/Music Unlimited対応BDプレーヤー

-実売25,000円の「BDP-S590」。幅290mmのS190も


BDP-S190(左)、BDP-S590(右)

 ソニーは、Blu-ray Discプレーヤー2モデルを9月1日より順次発売する。Blu-ray 3D対応で、DLNA/DTCP-IP対応の上位モデル「BDP-S590」と、幅290mmの小型エントリー機「BDP-S190」をラインナップし、価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格はBDP-S590が24,000円前後、BDP-S190が15,000円前後。

 いずれもネットワーク機能を搭載しており、Music UnlimitedやVideo UnlimitedなどのSEN(Sony Entertainment Network)サービスやYouTube、Hulu、U-NEXT、goo映画、デジタルコンサートホール、3D Experience(BDP-S590のみ)、時事通信.com、DMM.TV、BS世界遺産コレクションなどのサービスに対応。また、S590は無線LANも内蔵し、DTCP-IP/DLNA機能の「ソニールームリンク」にも対応する。


型番3D特徴発売日店頭予想価格
BDP-S590無線LAN
ソニールームリンク
Media Remote
高速ローディング
9月1日24,000円
BDP-S190-幅290mm
高速ローディング
10月20日15,000円
BDP-S590BDP-S190

■ BDP-S590

BDP-S590

 Blu-ray 3Dに対応した上位モデルで、再生可能なディスクはBDビデオ、BD-R/RE、DVDビデオ、DVD±R/RW、DVD±R DL、音楽CD、SACD、CD-R/RWなど。USB端子も2系統(前面1/背面1)備え、USBメモリやUSB HDD内の動画/音楽/静止画ファイルも再生できる。対応フォーマットは動画がAVCHD(3D/Progressive)、MPEG-1/2、MPEG-4 AVC/H.264、WMV。音楽がリニアPCM、MP3、AAC、WMAで、FLACには非対応。静止画はJPEG。

 ボディデザインを従来モデルから一新。高速起動モードを搭載し、約3秒で起動可能。ローディング速度も高速化している。Ethernetのほか無線LANも搭載し、スマートフォンからBDP-S590を操作できるアプリ「Media Remote」に対応。Video/Music Umlimited、YouTube、HuluなどのネットワークサービスやBD-LIVEも利用できる。リモコンには[SEN]ボタンを装備し、ネットサービスのポータル画面をワンボタンで呼び出せる。


天板は光沢仕上げ

 また、ソニールームリンクに対応し、DTCP-IP/DLNAクライアントとして利用可能。リビングのBDレコーダなどに録画したデジタル放送番組をネットワーク経由で再生できる。Sony TabletとのDLNA連携機能「Throw」にも対応し、Sony Tabletの動画/音楽/静止画コンテンツを無線LAN経由で受信し、BDP-S590経由でテレビに出力できる。

 出力端子はHDMIとコンポジット映像、同軸デジタル音声、光デジタル音声、アナログ音声(RCA 2ch)を各1系統装備。x.v.colorやDeep Color(16bit)、ブラビアリンク(HDMI CEC)もサポートする。消費電力は16W(待機時0.3W)。外形寸法は430×199×42mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.5kg。


背面リモコン

■ BDP-S190

 幅290mmの小型ボディが特徴のBDプレーヤー。Blu-ray 3DとSACDには対応しないが、その他の再生可能ディスクはS590と共通で、BD/DVDビデオやCD再生も可能。USBメモリ内の動画/音楽/静止画ファイルも再生可能で、再生可能ファイルはS590とほぼ共通だが、AVCHD 3Dには非対応となる。

BDP-S190背面

 Ethernetを装備するが、無線LANやソニールームリンク、DLNAには非対応。出力端子はHDMIとコンポジット映像、同軸デジタル音声、アナログ音声(RCA 2ch)を各1系統装備。x.v.colorやDeep Color(16bit)、ブラビアリンク(HDMI CEC)もサポートする。消費電力は10W(待機時0.3W)。外形寸法は290×196×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。


(2012年 7月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]