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ソニー、24日からのウィンブルドン選手権で初の4K試験撮影

4Kカメラ「CineAlta PMW-F55」などを使用

CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」

 ソニーは、6月24日から7月7日まで英国・ロンドンで行なわれるテニスの四大国際大会の一つ「ウィンブルドン選手権(全英ローンテニス選手権)」において、4K映像での試験撮影を行なうと発表した。

 全英ローンテニスクラブとのオフィシャルサプライヤー契約に基づき実現したもので、同大会初の4K映像製作となる。

 テニス競技における映像製作の技術検証を目的とし、大会初日にセンターコートとNo.1コートで試験撮影が行なわれる。撮影には、4Kスーパー35mmCMOSイメージセンサーを搭載したCineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」と、業務用NXCAMカムコーダ「NEX-FS700」が使用される予定。撮影した映像はいずれも、RAWレコーダ「AXS-R5」に、16bit リニアRAWファイルとして記録されるという。

 ソニーと全英ローンテニスクラブは、これまで2年にわたって3D映像製作とライブ放送を行なっており、今大会でも、7月3日から7日までの5日間に行なわれる男子準々決勝と男女準決勝~決勝までの試合を対象に、英BBCなどの欧米5局で3Dライブ放送が行なわれる予定。

 また、同大会では、ソニーが2011年に買収した英「Hawk-Eye」による、ボールのイン・アウト判定サービスも導入されている。

NXCAMカムコーダ「NEX-FS700」
RAWレコーダ「AXS-R5」

(一條徹)