ニュース

Carot One、USB DAC内蔵の真空管&デジタルアンプ「ERNESTOLONE」

新モデルの「ERNESTOLONE」

 ユキムは、イタリア「Carot One」の新モデルとして、真空管&デジタルのハイブリッドアンプであり、USB DAC機能も内蔵した「ERNESTOLONE」(エルネストローネ)を7月末に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は79,800円前後。

 2011年に日本発売が開始された、Carot Oneの第1弾モデル「ERNESTOLO」(エルネストーロ/45,800円)と似た外観で、真空管&デジタルのハイブリッドプリメインアンプ機能を備えているところは共通。出力をERNESTOLOの15W×2ch(4Ω)から、ERNESTOLONEでは25W×2ch(4Ω)に強化。さらに、DAC「PACOLO」と同じグレードのUSB DAC機能も内蔵。PCと接続し、直接スピーカーをドライブできる製品となっている。なお、プリメインの「ERNESTOLO」は併売される。

左が「ERNESTOLO」、右が「ERNESTOLONE」
「ERNESTOLONE」の背面

 入力端子として、アナログRCA、ステレオミニ、USBを各1系統搭載。出力端子はステレオミニ×2、スピーカーターミナル×1、ヘッドフォン端子(ステレオミニ)×1を備えている。一体型の製品だが、プリ部とパワー部は内部で別筐体となっており、干渉を低減。そのため、ステレオミニケーブルを使い、背面でプリ部とパワー部を接続する必要がある。プリ部、パワー部を独立で使う事もできる。

 PCとUSBで接続し、USB DACとして動作。24bit/96kHzまでに対応する。

 プリ部には真空管の6DJ8/6922管を採用。パワーアンプの出力は25W×2ch(4Ω)、12W×2ch(8Ω)。なお、プリ部の真空管は別売の12AU7シリーズに交換する事もできる。

 電源は付属のACアダプタを使用。外形寸法は50×78×33mm(幅×奥行き×高さ)。

(山崎健太郎)