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Carot One、レコードも接続できる真空管プリメイン「ERNESTOLONE PHONO EX」

 ユキムは、伊Carot Oneの新製品として、MMカートリッジ向けのフォノアンプも搭載したスピーカー向けの小型プリメインアンプ「ERNESTOLONE PHONO EX」を6月1日に発売する。音質を追求した日本独自の「EX」バージョンで、価格はオープンプライス。店頭予想価格は79,800円前後。

ERNESTOLONE PHONO EX

 25W×2ch(4Ω)出力を備えたプリメインアンプ。外形寸法は75×140×123mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトだが、MMのフォノアンプも内蔵しており、アナログレコードプレーヤーとも接続できる。

 一体型筐体の製品だが、プリ部とパワー部を独立して使う事も可能。プリ部には入力として、ステレオミニ×2、アナログRCA(Phono)×1を搭載。ステレオミニのヘッドフォン出力も搭載する。パワー部にはステレオミニ入力を装備。スピーカーターミナルはバナナプラグに対応する。

背面端子部

 オペアンプには、バーブラウン「OPA2604AP」を採用。プリアンプ部には真空管を使っており、従来の6V「6922」管から、12VのスロバキアJJ製「ECC802S」に変更。ムラード製「ECC802S」の復刻モデルであり、「音の良さと安定感の高さは折り紙付き」だという。

 出荷前には1台ずつ日本国内でのバイアスや出力レベル調整も実施。真空管のソケット周りには、EXCLUSIVE EDITIONの文字が刻まれたヘアライン仕上げのシルバーリングが、サイドパネルにはシルバープレートを配している。電源はACアダプタ。

(山崎健太郎)