ナスペック、WireWorldのRCA/XLRケーブル7モデル

最上位の「Platinum Eclipse 7」(上:RCA、下:XLR)

　ナスペックは、米WireWorldのRCA/XLRケーブル「シリーズ7」を9月1日に発売する。価格はRCA/XLR端子とも同価格で、最上位の「Platinum Eclipse 7」の1mが325,500円、「Gold Eclipse 7」の1mが199,500円、「Silver Eclipse 7」の1mが89,250円など。

　シリーズ6よりモデルチェンジしたシリーズ7は、全モデル共通の特徴として、ケーブルの絶縁体にテフロンを含んだ独自のコンポジット誘導体素材「Composilex 2」を採用。コンダクター(ケーブル内のメタル部分、導体)を包み、摩擦電気ノイズを最小限に抑えるとしている。既にシリーズ7のHDMIケーブルやUSBケーブルが発売されており、今秋から今冬にかけて、スピーカーケーブルやデジタルケーブルなども順次モデルチェンジする予定。

DNA Helix designの内部構造イメージ

　シリーズ7のRCA/XLRケーブルは、最上位の「Platinum Eclipse 7」からエントリーモデルの「Solstice 7」まで全7モデルをラインナップする。その全てのモデルにおいて、独自のフラットケーブル構造「DNA Helix design」を採用。らせん状に配置されたフラット構造により、ケーブルを曲げても導体が均一の長さを保ちながら捻じれるため、内部の間隔を均一に保ち、信号ロスなどを防ぐという。

Eclipseシリーズ

Quad構造のイメージ

　上位に位置づけられるEclipseシリーズは、Platinum Eclipse/Gold Eclipse/Silver Eclipse/Eclipseの4モデル。48本の導体をQuad(4組)構造で配置しており、各モデルで導体の素材などが異なる。RCA/XLAプラグはシルバークラッド処理(銀コーティング)された4N OFC(無酸素銅)を使用。RCAプラグのホットピンは中空状で、接触特性を向上させている。

　「Plutinum Eclipse 7」は、WireWorldのノウハウを凝縮したフラッグシップモデル。導体に純度99.9999%(6N)のOCC Solid Silver(高純度銀)を使用。RCAプラグのシェルには電磁波をカットする非磁性カーボンファイバーを採用し、さらにシリコンラバーでテンションをかけている。

　「Gold Eclipse 7/Silver Eclipse 7/Eclipse 7」は、導体にそれぞれ純銀、銀コーティング 6N OCC銅、6N OCC銅を使用。RCAプラグには非磁性体のアルミニウムシェルを採用し、アイソレーションリングでホットピンとシェルを完全にセパレートすることで、外部ノイズをカットしている。

Gold Eclipse 7(上:RCA、下:XLR)

Silver Eclipse 7(上:RCA、下:XLR)

Eclipse 7(上:RCA、下:XLR)

エントリーモデル

　「Equinox 7」は、導体に上位モデルのEclipseと同じ6N OCC銅を使用しながら、導体の本数を40本に減らし価格を下げたモデル。「Oasis 7」は、導体にOFCを40本使用している。両モデルとも内部はQuad構造。RCAプラグはアルミニウムシェルで、ホットピンは上位機種と同じ中空状の銀コーティングされたOFC。

Equinox 7(上:RCA、下:XLR)

Oasis 7(上:RCA、下:XLR)

　「Solstice 7」は、Dual(2組)構造のDNA Helix designを採用したエントリーモデル。導体は銀メッキOFCで、本数は20本。端子はRCAのみ。プラグはアルミニウムシェルで、ホットピンは銀/金の二重メッキを施したOFCを使用している。

Solstice 7

Solstice 7のケーブル断面イメージ