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スタインバーグ、iPadでマルチトラック録音も可能なUSBオーディオ「UR44」
(2013/11/13 11:00)
ヤマハミュージックジャパンは、独Steinburgと共同開発したスタインバーグブランドのUSBオーディオインターフェイス「UR44」を2014年1月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。対応OSは、Windows 7/8とMac OS X 10.7/10.8。
24bit/192kHz対応の6入力/4出力を備えた、USBオーディオ/MIDIインターフェイス。パソコンだけでなくiPadでのマルチトラック録音にも対応し、「外出先でも充実したレコーディング/音楽制作環境を実現できる」としている。
6入力のうち4系統はTRS/XLRコンボジャックで、コンデンサーマイク用の48Vファンタム電源にも対応。これら4系統は上位モデルと同様に部品選定や回路設計からこだわったというクラスAディスクリートマイクプリアンプの「D-PRE」を搭載。マイク4本とキーボード2chを同時に録音できる。入力1/2は、エレキギター/ベースを接続できるHi-Z入力に対応する。
出力は4系統で、ミキサーとモニターへのパラアウトなどに対応可能。独立したボリューム調整が可能な2つのヘッドフォン出力も備える。DSPエフェクトとして、リバーブの「REV-X」、チャンネルストリップ「Sweet Spot Morphing Channel Strip」、ギターアンプ「Guitar Amp Classics」を用意。付属のVSTプラグインを利用して、ミキシング時にレコーディング時と同様の設定でエフェクト処理することも可能。
インターネット動画配信などに利用できるループバック機能も搭載。入力されたオーディオ信号(ライン/ギター/マイクなど)と、パソコンのソフトから再生されたBGMなどをUR44内で2chにミックスして、インターネットに配信できる。スタインバーグのDAWソフト「Cubase」を利用することで、パソコンの音源とマイクなどの音声を同時に録音可能。
iPadを使ったレコーディングも可能で、スタインバーグ製のiPad音楽制作アプリ「Cubasis」(5,000円、 iOS 5.1以降対応)などと組み合わせ、「高音質なマルチレコーディングをシンプルなセッティングで行なえる」としている。なお、iPadとの接続には別売の「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning-USB カメラアダプタ」が必要。
外形寸法は252×158×47mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.6kg。DAWソフト「Cubase AI」のダウンロード版ライセンスをバンドルする。