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North Star、32bit/384kHz対応のUSB DAC最上位

Playback Designs製品向け「USB-X ST」も

USB DAC「Supremo」

 ナスペックは、伊North Star DesignのUSB DACフラッグシップモデル「Supremo」(スプリーモ)を12月25日に発売する。価格は451,500円。カラーはシルバー(SLV)。

 さらに、米Playback Designsの単品コンポ、5シリーズと組み合わせて利用するUSBインターフェイス「USB-X ST」も12月25日に発売する。価格は315,000円。

North Star Design「Supremo」

 「EXTREMO」の後継モデルで、DSDの2.8/5.6MHzに加え、32bit/384kHzまでのPCMデータにも対応する。DACはESSの「ES9018」を使用。32bit Hyper-streamとTimeDomain Jitter EliminatorとDPLL(Digtal-PhaseLockedLoop)回路により、ジッターレスのクリアな再生ができるという。なお、Windowsでは専用のASIOドライバを使用する。

 デジタル入力端子は、USB×1、同軸デジタル×2、光デジタル×2、XLRバランス(AES/EBU)×1、North Star Design製CDトランスポート専用端子のI2S(RJ45)×1を搭載。出力はRCAアナログアンバランス×1、XLRバランス×1を用意する。

 USB入力はアシンクロナス(非同期)モードで転送。TIのISO7640デジタル・アイソレータを採用し、PCからのノイズの流入をカット。アナログ部のパーツにも、特性の揃ったトランジスタや高精度のフィルム抵抗・コンデンサ、高純度OFCケーブルの内部配線などを使っている。

 ダイナミックレンジは132dB。歪率は0.0001%/0dB(XLRバランス出力時)。消費電力は15W(待機時0.5W)。外形寸法は435×190×80mm。重量は4.8kg。

背面
内部

Playback Designsn「USB-X ST」

USB-X ST

 「USB-X ST」は、Playback Designs製SACDプレーヤー「MPS-5」、または単体DAC「MPD-5」と組み合わせられるUSBインターフェイス。DSD 2.8/5.6MHzと、32bit/384kHzまでのPCMデータにも対応するUSB DDC機能を備えており、独自のアルゴリズムを使ったFPGAにより、PCからアシンクロナスモードで転送。変換した音をST光端子から出力。光ファイバーケーブルを用いて、「MPS-5」や「MPD-5」と接続して利用する。

 USB DAC機能はWindows 7、Mac OS X 10.6.6以降に対応。従来モデル「USB-X」の仕様を強化したモデルと位置付けられている。

SACDプレーヤー「MPS-5」
DAC「MPD-5」

(山崎健太郎)