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TASCAM、新筐体でシンプル機能のiPad対応USBオーディオ
約17,800円の「US-2x2」など3機種。16ch入力モデルも
(2014/9/17 17:42)
ティアックは、TASCAMブランドのUSBオーディオインターフェイス3モデルを9月下旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税込)は、2ch入出力の「US-2x2」が17,800円前後、4ch入出力の「US-4x4」が29,800円前後、16ch入力で8ch出力の「US-16x08」が41,800円前後。発売時期は、US-2x2とUS-4x4が9月下旬、US-16x08が11月上旬。
いずれも96kHz/24bit対応のオーディオインターフェイス。ディスクリート構成でEIN(入力換算雑音)が-125dBuの「Ultra-HDDA(High Definition Discrete Architecture)」マイクプリアンプを搭載し、高音質で録音できるという。特徴的なサイドパネルの採用など、外部デザイナーの起用により本体デザインも一新している。
US-2x2とUS-4x4は、現行機種「US-144MKII」(4ch)や「US-122MKII」(2ch)の後継モデルで、USB 2.0や96kHz/24bitなど“必要最低限の構成”とし、ミュージシャンの求める使いやすさを追求。AppleのLightning-USBカメラアダプタを介して、iPad用オーディオインターフェイスとしても利用できる。初めてDAW録音をする人や、ボーカル録音、ピアノ/アコースティックギターのステレオ録音といった用途を主に想定している。ソフトは「SONAR X3 LE」と「Live 9 Lite」の2つをバンドルする。
US-16x08は、アナログ・デバイセズのBlackfinプロセッサを搭載し、各チャンネルに4バンドイコライザ/コンプレッサを装備したDSPミキサーも内蔵。 スタジオなどでのマルチマイク録音環境を低価格で実現できるという。
アナログ入力はXLR(バランス)/TRS(アンバランス)のコンボ端子で、出力はTRS(バランス)。標準端子のヘッドフォン出力や、MIDI入出力も装備する。“ゼロレイテンシ―”というダイレクトモニタリング機能も備える。
ドライバはASIO 2.0やWDM、Core Audio、Core MIDIに対応する。電源は、US-2x2のみUSBバスパワー動作に対応(iPad接続時は別売ACアダプタが必要)。US-4x4とUS-16x08は付属のACアダプタを使用する。
本体はスチール製で、アルミ製のサイドパネルを採用。ドイツ人デザイナーのAxel Hartmann氏(designbox)がデザインしている。デスクトップでの利用を想定し、設置時にやや上を向くように傾斜させて下部に空間を設けることで、前面のノブが操作しやすくなっている。
外形寸法と重量は、US-2x2が186×160×65mm(幅×奥行き×高さ)、1.1kg、US-4x4が296×160×65mm(同)、1.6kg。US-16x08が445×219×59mm(同)、2.8kg。US-16x08には、ラックマウント用アダプタも同梱する。