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TASCAM、約1万円で簡単&プロ品質レコーディングのUSBオーディオ「US-1x2」
2017年6月9日 08:15
ティアックは、TASCAMブランドのコンパクトなUSBオーディオインターフェイス「US-1x2」(ユーエスワンバイツー)を7月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。
また、レコーディング用のマイクスタンド3モデルも7月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はカウンターウェイト付きブームタイプのスタンド「TM-AM1」(メインシャフト高さ調整範囲90~142cm)が9,000円前後、「TM-AM3」(同114~162cm)が11,000円前後、アジャスタブルマイクアームの「TM-AM2」が9,000円前後。
オーディオインターフェイス「US-1x2」
TASCAMのUSBオーディオインターフェイスの中で、音楽制作に特化した製品のうち最もシンプルかつコンパクトなモデル。これからパソコンを使ったレコーディングを始めたいミュージシャンなどが「機材の知識がなくても簡単にプロフェッショナルクオリティの高音質レコーディングが楽しめる」としている。音楽制作用のDAWソフトウェア「SONAR X3 LE」もバンドルする。
2IN/2OUT仕様で、最大96kHz/24bit対応。入力はRCA×1と標準ジャック。標準ジャックはスイッチでLINE/INST入力の切り替えができる。出力はRCAと標準ジャック。USBバスパワーで動作する。
マイクの音を増幅するマイクプリアンプには、放送業務用機器にも搭載される低ノイズのUltra-HDDAマイクプリアンプを搭載しており、「コンデンサー/ダイナミック問わず、マイクを接続し音量を上げれば高品位なサウンドをパソコンに録音できる」という。
入出力を絞ったシンプルなモデルとなっており、マイクを1本しか使わないユーザーや、EDMなど再生主体の制作にも適しているという。RCAのステレオ入出力により、オーディオ用途も想定する。
上位機種同様の高音質回路を搭載し、SN比は100dB。「再生用途においても必要十分なオーディオパフォーマンス」としている。
既存モデルのUS-2x2などと同様に、シンセサイザーデザイナーのアクセル・ハートマン氏のデザインを採用。接地面に対して角度が付いたアングルドデザインにより、操作しやすくなっている。
Windows/Macに加え、iPadなどのiOSデバイスとの接続にも対応。ただし、iOS端末接続時はUSB電源アダプタまたはTASCAM BP-6AAなどの外付けバッテリーパックが必要(電圧5V、電流700mA以上供給可能なもの)となる。
Windowsではインターネット配信など音楽制作以外にも使用可能。また、インターネットに接続しておくことで、最新バージョンを自動的に確認してダウンロードする機能も備える。外形寸法は146×120×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は623g。
マイクスタンド3モデル
ホームレコーディングやインターネット生放送に使えるマイクスタンドで、用途や使い方に合わせて3種類を用意。既発売のコンデンサーマイク「TM-280」や「TM-80」に最適としている。3モデルとも、3/8~5/8インチマイクネジアダプタが付属する。
TM-AM1は、狭い場所でも安定するカウンターウェイト付きのマイクスタンド。ボーカルレコーディングなど様々な用途で使える高さ調整(センターシャフトの調整範囲90~142cm)が可能。センターシャフトに接続するセカンドブームも伸縮構造を採用する。
TM-AM3も同様にカウンターウェイトが付いたマイクスタンドで、三脚構造により高い安定性を確保。「スタンドの林にも設置可能」としている。センターシャフトの調整範囲は114~162cmで、ボーカルだけでなくオーバヘッドマイキングなどにも使える。セカンドブームも伸縮可能。
TM-AM2は机に取り付けて、部屋を広く使えるブームアームタイプのマイクスタンド。クランプ部は、厚さ55mmまでの机に取り付けられる。