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オヤイデ、102 SSC導体のフォノケーブル「PA-2075 V2」
PCOCC-Aから変更。アースに銀メッキ銅線
(2014/11/7 13:55)
オヤイデ電気は、オーディオケーブル用の新導体「102 SSC」を用いたアナログフォノケーブル「PA-2075 V2」を11月14日に発売する。価格は、切り売りの「PA-2075 V2」が1mあたり3,500円、5ピンDIN-RCA端子付きの「PA-2075DR V2」が19,000円(1.2m)、RCA-RCA端子付きの「PA-2075RR V2」が17,000円(1m)。
オヤイデが開発した新導体「102 SSC」を採用したアナログターンテーブル用フォノケーブル。102 SSCはリサイクル銅を含まないバージン銅を使用し、国内の伸銅会社で伸銅。伸縮工程と撚り加工は、三洲電線と協力している。PCOCC-A導体(生産終了)を使用していた初代モデル「PA-2075」の基本構造を継承しつつ、導体の撚り合わせに特許技術「3E撚り」を初めて導入。3種類の線径が異なる素線を幾何学的に撚り合わせ、導体の緻密化を図っている。
シグナルラインはパラレルレイアウトされたコアキシャル構造。絶縁体は電気特性に優れたフッ素樹脂(PFA)を新たに採用している。介在は発泡ポリエチレンで、低静電容量化による信号伝送ロスを低減。カーボン層/横巻きのシールドで静電気を遮断。横巻きシールドにも102SSCを採用し、0.18mm線を隙間無く50本配置している。外装は振動減衰に優れたオーディオ専用ハロゲンフリーシースを用いている。
アースラインには銀メッキ銅線を新規採用。アースラインの太さを従来の1.7倍となる0.3sqに増強した。シグナルラインには新たに電気特性に優れたフッ素樹脂絶縁(PFA)を用いている。
RCAプラグ(PA-2075DR V2/PA-2075RR V2)と5ピンDINプラグ(PA-2075DR V2)には、ロジウムメッキを施した真鍮製の専用設計品を使用。プラグとケーブルは音響専用の無鉛銀ハンダの「SS-47」でハンダ付けしている。