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マランツ、ネットワークプレーヤーなどをスマホ/タブレットで制御できる新アプリ

 ディーアンドエムホールディングスは4日、マランツブランドのネットワークオーディオプレーヤーや、ネットワークCDレシーバなどをスマートフォン/タブレットから操作するための新アプリ「Marantz Hi-Fi Remote」のiOS版を公開した。無料で利用できる。

iPadとiPhoneでアプリを表示したところ

 Android版も開発しており、12月8日にGoogle Playにて公開予定。さらに、Kindle fire用アプリも、12月11日にAmazonアプリストアにて提供予定。

 ネットワークオーディオプレーヤー「NA-11S1」と「NA8005」、ネットワークCDレシーバ「M-CR610」に対応したリモコンアプリ。無線LANを介して、対応機器をスマホ/タブレットから操作できる。

NA-11S1
NA8005
M-CR610

 電源ON/OFF、ボリューム、ミュート、入力切替、インターネットラジオの選局などに加え、ホームネットワーク上にあるDLNAサーバー内の音楽ファイル検索も可能。組み合わせるDLNAサーバーが対応している場合は、シークバーによる再生位置の移動も可能。

 iOS端末の音楽ライブラリをAirPlayでストリーミング再生する「iPodプレーヤー」機能も利用できる。

iPhoneでアプリを表示した画面。タブレットの画面と基本的には同じだが、一画面に表示できる操作のパネルが少なくなる

 使いやすいUIを追求しているのが特徴で、端末を縦にしている時は「ポートレートモード」、横にすると「ランドスケープモード」が利用できる。

 中央部分に、機能がパネルのように表示されており、左右にフリックする事で、表示する機能パネルを切り替えられる。例えば、横向きのランドスケープモードの場合、「アルバム一覧」、「再生していく曲を順番に登録したキューリスト」、「再生中のアルバムのジャケットと再生操作ボタンを表示したパネル」を一度に表示する。

 左右にフリックすると、それらの機能パネルが横に流れ、違う機能のパネルが登場する。使いやすいパネル表示で利用できるほか、音楽を聴きながらアルバムを探したり、再生キューへの登録をするといった、複数の操作を同時に行なえる。

iPadでの表示画面。中央の左側にアルバム一覧、中央に再生キューリスト、右側にアルバムアートと再生制御ボタンが並ぶ。左右にフリックして、表示する機能を切り替えられる
アラームやディマーなどの設定もアプリから可能

 アルバムの中から楽曲を、ドラッグ&ドロップで再生キューに登録したり、再生キューの内容を再生リストとして保存するといった機能も用意する。

 一度に表示できる機能のパネルは、タブレットのランドスケープモードが3パネル、ポートレートモードでは2パネルとなる。

 組み合わせる機器によって、より細かな本体設定も可能。アラームやディマーの調整、オートスタンバイ、バランス調整、トーンコントロールなども機器によっては制御できる。

 制御している機器と、リモートケーブル(RC-5)で接続した、マランツ製プリメインアンプやCDプレーヤーをアプリから操作する事も可能。製品のWebマニュアルを表示する機能も備えている。

iPadを縦向きにしたところ。中央に表示できる機能のパネルは2枚となる
製品のWebマニュアルを表示する事も可能

(山崎健太郎)