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4種類のスタンドスタイルを選べるスタンダード4K VIERA「DX770」
(2016/4/7 14:15)
パナソニックは、設置スタイルを新スタンドを採用し、HDR対応など画質を強化した4Kテレビのスタンダードモデル「VIERA DX770シリーズ」を6月24日より発売する。58型と50型の2モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は58型の「TH-58DX770」が32万円前後、50型の「TH-50DX770」が26万円前後。
2015年4月発売の4K VIERAのエントリーシリーズ「CX700」の後継機で、3月発売の「DX750シリーズ」の兄弟機となる製品。前年モデルからの強化点は、新たにHDRに対応したほか、新パネルコートの採用による映り込みの低減や、映像エンジン強化、BT.2020広色域対応、サウンド強化など。また、NetflixやdTV、YouTube、アクトビラなど4K映像配信サービス対応も強化した。
DX770では、「Art&Interior」のコンセプトの下、インテリアと調和するデザインを目指し、シルバーフレームのスタンドを採用。このスタンドが4種類の設置方法に対応する点が特徴で、DX750シリーズとの違いとなる。
DX770シリーズでは、1つのスタンドで、4種類の設置方法が可能で、スタンドを中心に配置するオーソドックスな設置方法と、サウンドバーなどを前面に置くために左右端にスタンドを配置する方法を選択可能。さらに、それぞれスタンドの向きを逆にして、デザインの違いも楽しめる。
58/50型のいずれも3,840×2,160ドットの4K広色域液晶パネルを採用。新たにLEDバックライトに新赤色蛍光体を採用することで、色再現性を向上。パネル表面にクリアコートを施した「クリアパネル」(HCLR)により、黒の沈み込みを高め、コントラスト感ある映像を楽しめる。なお、DX750では映り込みを低減するアンチグレア(AGLR)パネルで、この点もDX770とDX750の差異となる。
バックライトの蛍光体に新赤色蛍光体を採用することで、従来では表現できなかった深みのある赤色再現が可能になったほか、中間色の色合いも向上。広色域技術「ヘキサクロマドライブ」も新蛍光体にあわせてチューンングを行なっている。Ultra HD Blu-rayで採用されるハイダイナミックレンジ(HDR)映像にも対応。LEDのバックライトエリア制御を導入し、高コントラスト化している。
HD信号を4Kに高画質にアップコンバートする「4Kファインリマスターエンジン」も搭載。サウンド面では、「ダイナミックサウンドシステム」を搭載し、大容量スピーカーボックスにより、歪を抑えた低音再生を実現。ユニットはフルレンジ×2で、出力は10W×2ch。
チューナは、地上/BS/110度CSデジタル×3で、別売のUSB HDDを接続することで、番組を見ながら2番組の同時録画が可能。録画番組はDIGAにネットワーク経由でダビング/ムーブできるほか、お部屋ジャンプリンク(DLNA/DTCP-IP)対応しており、別室の他の対応テレビなどからも再生できる。
VIERAで受信中の番組や、録画した番組を、外出先からも視聴可能にする「外からどこでもスマホ視聴」にも対応。アプリ「Media Access」を使って、外出先のスマートフォンなどからの番組視聴が楽しめる。
Ethernetに加え、無線LANも搭載。OSは、Firefox OSで、シンプルな操作でNetflixやYouTubeなどの映像配信サービスに対応する。また、AmazonビデオやdTV、ひかりTV 4Kにも対応している。
リモコンにはNetflixボタンを装備するほか、マイクも備えており音声入力や音声検索が可能。YouTubeやアクトビラの動画や番組表からの放送番組や、録画番組の検索が行なえる。
USB×3を装備。入力端子はHDMI×4、D4×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン。消費電力は58型が191W、50型が160W。年間消費電力量は58型が156kWh/年、50型が121kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は58型が129×79.8~81.3×37.6cm(幅×奥行き×高さ)/約24.5kg、50型が111.5~115.3×69.2~70.7×31.6cm(同)/約17.5kg。