ミニレビュー

「すずめの戸締まり」UHD BD本日発売。コレクターズ・エディション開封

新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」のUHD BD/BD/DVDが本日(9月20日)発売。4K UHD BDも含む5枚組のBDコレクターズ・エディション(品番:TBR33171D)が14,300円、BDスタンダード・エディション(品番:TBR33172D)が5,500円、DVDスタンダード・エディション(品番:TDV33173D)が4,400円。

今回、Amazonにて、コレクターズ・エディションに、折りたたみスタンド、三方背クリアケースとポストカードセット、早期予約特典のダイジンとサダイジンといっしょ ステンレスカードミラーが付いたセット(16,224円)を購入したので早速開封した。

「すずめの戸締まり」4K UHD BDを開封!!

三方背クリアケースがコレクターズ・エディションのケースごとすっぽりとしまえるサイズなので、分かれた状態だとほぼ2倍の大きさになるのだが、それを超えた横長の折りたたみスタンド。どこに飾ればいいんだこれ。サダイジンの初登場シーンがとても好きなので、ステンレスカードミラーも飾っておきたい。

コレクターズ・エディションの内容は、本編2枚(UHD BD+BD)と特典BD3枚の五枚組ディスクと、それを収納する新規描き下ろしイラストによる3面デジパック、インタビューや新海誠監督が初めて手掛けた絵本「すずめといす」も収録したブックレット、縮刷版台本、入場者プレゼントから「小説 すずめの戸締まり~環さんのものがたり~」「小説 すずめの戸締まり~芹澤のものがたり~」を収録した小説、そして描き下ろしクリアシールとなっている。

台本は「君の名は。」「天気の子」のコレクターズ・エディションにも封入されていたが、今作は前2作よりも少し分厚くなっている。

折りたたみスタンドは、3面デジパックのイラストが使われているので、組み立ててみるとこれはこれで良い。デジパックの折り目が無い状態で吸い込まれるような奥行き感のあるイラストが楽しめる。

収録内容をおさらいすると、本編BDにオーディオコメンタリーが収録されているほか、ビジュアルコメンタリーや、本編未使用のラストシーン「ただいま」バージョンなどが収録されている特典ディスク1、ドキュメンタリーや対談映像など舞台裏の特番など7つのコンテンツが収録された特典ディスク2、イベント映像が多数収録された特典ディスク3と、ボリューミーな内容だ。

「すずめの戸締まり」は、東日本大震災をテーマにしたメッセージ性の強い作品なので、そこに込められた新海監督の思いを再度見返してから本編を観るとまた違った景色が観えてくるかもしれない。

「君の名は。」では、三葉目線の憧れの思いからキラキラと輝いて見える都内の演出、「天気の子」では、家出したものの、上手くいかずに都会の暗い部分を見た帆高目線の少し湿っぽく暗く見える都内の演出が印象的だったが、今作の都内のシーンはわりとニュートラルに描かれて、その分、東北へ向かっていくシーンが印象的だったように思う。

そんな劇場で観た時のイメージを思い返しながらUHD BDを楽しむのはいかがだろう。

野澤佳悟