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一度使うと手放せない! いい音で選ぶスマートスピーカー。「JBL LINK」とスケルトン「Allure」

左からJBL LINK 500、JBL LINK 300、Harman Kardon Allure、JBL LINK 10

 2017年後半から製品が次々と登場し、最近ではテレビCMや家電量販店などで目にすることも多くなったスマートスピーカー。積極的なプロモーションで気になっているが、いまいちどんなメリットがあるのかピンときていない、という人もいるかも知れない。

 大まかに説明をするならば、音を聴くためのハードウェアであるスピーカーに、音声入力のためのマイクと、文章から内容を判断して応答できるAIアシスタント技術を搭載したことで、人が話しかけることで、音楽再生だけでなくさまざまな機器操作や情報取得を可能としたのが、スマートスピーカーだ。

 スピーカーの主要な機能である「音楽を楽しむ」ことはもちろん、天気やニュース調べたり、タイマーを設定したりといった、普段はスマートフォンで行なっていることを、スマートスピーカーへ話しかけるだけで操作できる。また、スマートスピーカー対応の家電製品の音声コントロールも可能だ。

 国内ではGoogle、Amazon、LINEの3社がスマートスピーカーを販売しており、アップルも海外で発売中の「HomePod」の国内展開が期待されている。また、Googleは「Google アシスタント」、Amazonは「Alexa」という自社の音声アシスタント技術を他社向けにも提供しており、サードパーティーからもスマートスピーカーが発売されている。今回紹介するJBLとHarman Kardonの製品も、GoogleおよびAmazonの技術を採用したスマートスピーカーだ。

 今回紹介するスピーカーは以下の4製品
・JBL LINK 500(直販価格39,880円)
・JBL LINK 300(同24,880円)
・JBL LINK 10(10,880円)
・Harman Kardon Allure(24,880円)

 JBLブランドの「LINK」という名称がついたスピーカーはGoogle アシスタントを搭載しており、Harman Kardonブランドの「Allure」はAlexaを搭載している。LINKシリーズのうち3桁の数字がつく「LINK 500」「LINK 300」製品は据え置き型、2桁の「LINK 20」「LINK 10」はバッテリーを内蔵したポータブルタイプという点が違いだ。

Googleアシスタント搭載のJBL LINKシリーズ。左からLINK 300、LINK 500、LINK 10

設定はアプリから。ガイドに従うだけのシンプル操作

 いずれの製品も多機能ながら設定は非常にシンプル。Google Homeに対応したLINK 500の場合、本体の電源を入れるとスピーカーから初期設定に関するガイダンスが流れ、説明に従ってGoogle Homeアプリをインストールすると自動的にLINK 500を検出、あとは画面の指示に従って操作するだけでいい。操作手順は多いが内容自体はシンプルなので、5~10分程度で完了するだろう。

【JBL LINKの設定】Google Homeアプリが自動でLINK 500を検出-音が鳴ることで対象が正しいかを確認-設置場所を選択-無線LANを設定-利用者の声を識別できるVoice Matchを登録-利用場所の位置情報を登録-セットアップ完了

 Alexa対応のAllureでは、初期設定に専用アプリ「HK Alexa Setup」が必要だが、操作の簡単さはLINK 500とほとんど変わらない。本体の電源を入れるとAllureのLEDが白く回転し、この状態でHK Alexa Setupアプリを起動すると自動的にAllureを検出、あとは画面の指示に従って設定するだけだ。また、一度設定が完了したAllureは、Amazonの「Alexa」アプリからも設定できるようになる。

【Allureの設定】スピーカーの種類を選択-LEDが光ることで対象が正しいかを確認-無線LANを設定-Alexaと接続-AmazonのIDとパスワードでログイン-言語を選択-Alexaの設定が完了、Alexaアプリからも利用可能になる

 ネットワーク接続に対応した機器は、インターネットやスマートフォンとの接続設定に手間がかかるものも多いが、スマートスピーカーはアプリをインストールすれば設定でつまづくところはほとんどない。無線LANルータとスマホ、そしてスマートスピーカーを用意し、同一の無線LANに接続するだけだ。入力で手間取るのは無線LANのパスフレーズ入力程度だろうと思われるが、これもスマートフォンで無線LANに慣れている人には難しくはないだろう。

Googleアシスタント搭載のJBL「LINK 300」とAlexa搭載のHarman Kardon「Allure」

何千万曲もの楽曲を楽しめる定額制音楽配信との組み合わせがお勧め

 スマートスピーカーで利用するサービスとしては、最近注目を集める定額聴き放題の音楽配信サービスがお勧めだ。月額1,000円程度の料金で何百万、何千万という曲数の音楽を聴くことができる定額制音楽配信サービスは、つねにインターネットにつながっていて話しかけるだけで音楽を再生できるスマートスピーカーにとって、非常に相性がいい。スマートスピーカーのメーカーも自社のサービスに対して定額制音楽配信サービスを提供している。

 ただし、これら定額制の音楽配信サービスは機器ごと対応しているサービスが異なり、好きな音楽を自由に選ぶことができない。今回紹介するJBLの製品では、Google Play MusicはJBL Linkシリーズのみ、Amazon Music UnlimitedはAllureのみが対応している。対応状況の詳細は下記のリストを見て欲しい。

対応する定額制の音楽配信サービス

 どのサービスを利用するかは悩ましいところだが、まずはいま加入している音楽配信サービスがあれば、そのサービスが使えるスマートスピーカーを選ぶのがいい。前述の通りAmazonのAlexaとGoogleのGoogle アシスタントでは対応する音楽配信サービスが異なるのだが、主要なサービスはAlexaとGoogle アシスタントのどちらかには対応しているため、今使っている音楽環境をそのままにスマートスピーカーを楽しむことができる。

 まだ定額制の音楽配信サービスに加入していない、もしくはどのサービスを利用するのか悩んでいるのであれば、大きく分けるなら「楽曲数が多いAmazon、Google、Spotify」か、「邦楽が充実しているがプレイリスト単位でのみ再生できるdヒッツ、うたパス」のどちらかから選ぶといい。いずれのサービスも料金体系は似ており、月単位での解約も可能なため、まずは無料キャンペーンを展開しているサービスをとりあえず契約してみるのもいいだろう。

 また、LINKシリーズが対応しているSpotifyは広告が入る代わりに無料で利用できるプランが用意されている。無料プランでは自分で作成したプレイリストを再生できない、アーティストや曲を指定して楽曲を再生できないといった制限はあるが、スマートスピーカーで音楽を楽しむ、という体験を試してみるにはお勧めだ。

 LINKシリーズを家族で使いたいという場合は、Google Play MusicかSpotifyのファミリープランもお勧めだ。Linkシリーズが対応するGoogle アシスタントは話者識別機能に対応しているため、家族それぞれの声を識別して音楽を再生することができる。また、ファミリープランは普段よく聴く楽曲を分析してお勧めの楽曲を再生してくれるため、「音楽をかけて」という同じ言葉でも、父親が言えば昭和歌謡が流れ、娘が言えば米津玄師が流れる、といったように、1台のスピーカーを家族それぞれの好きな音楽でカスタマイズできるのだ。

 なお、日本ではまだAlexaがSpofityに対応していないのだが、Allureは本体がSpotify連携(Spotify Connect)に対応しているため、Spotify Premium(月額980円)契約者であれば、スマートフォンアプリをインストールすればSpotifyの音楽を再生することもできる。操作はすべてスマートフォンから行ない音声操作はできないが、SpotifyユーザーでAlexa対応モデルを使いたい、というユーザーはAllureに注目したい。

AllureはスマートフォンからSpotifyの音楽を再生できる

偶然の出会いが楽しい定額制音楽配信サービスの楽しみ方

 実際に音楽を聴く時には、スマートスピーカーごとに決められたウェイクワードに続いて「音楽をかけて」と言うだけで音楽が流れる。好きな音楽を聴きたい場合は、アーティスト名や曲名、もしくはその両方を発声すればいい。

 ただし、利用する音楽配信サービスがその楽曲に対応していない、もしくは楽曲を指定して再生できない場合は、謝罪のメッセージとともに楽曲が再生できないというガイダンスが流れる。本当に聴きたい曲が決まっている場合はアプリから楽曲を検索し、プレイリストを作成しておくほうがいい。

 スマートスピーカーでお勧めしたいのはこうした能動的な楽曲の再生よりも、偶然に近い音楽との出会いだ。たとえば「流行の曲を聴かせて」「集中できる曲をかけて」といったフレーズで話しかけると、要望に近いプレイリストの曲を流してくれる。その中で気に入った曲があれば「この曲は何?」と聞けばタイトルやアーティストを教えてくれるし、気に入った曲があれば「この曲をお気に入りに追加」と言えば自分の好きな楽曲プレイリストに登録され、後から何度も聴くことができる(Spotifyにはお気に入りに追加する機能が用意されていない)。

定額制の音楽配信サービスはムードに合わせた楽曲を再生できる

 こうしてスマートスピーカーで音楽を聴き続けると、これまで聴いた楽曲から似た傾向の曲をお勧めしてくれるようになる。おすすめが百発百中で気に入るか? というとそれは難しいのだが、それでも「この曲いいな」という出会いがあるのが、こうした音楽配信サービスとスマートスピーカーの楽しさだ。

音質の高さで音楽の体験をワンランク上に。JBL LINK 500はステレオ

 音楽を聴く、という機能だけ見ると、Google HomeやAmazon Echoと、LINKシリーズやAllureの違いはない。しかし、「音楽を楽しむ」という点で見ると、LINKシリーズやAllureならではの魅力が見えてくる。

 最もわかりやすい違いは音質だ。据え置き型のLINK 300は、20mm径ツイータと89mm径ウーファによる2ウェイシステムとパッシブラジエーターを搭載する。

JBL LINK 300
天板に操作ボタン
背面。パッシブラジエータを装備

 さらに上位モデルのLINK 500は、LINK 300と同ユニット構成かつ2ペア搭載することでステレオ再生に対応しており、さらなる高音質を追求している。

JBL LINK 500
天面
背面

 筆者は普段はGoogle HomeやAmazon Echoで音楽を聴いていたが、JBL LINK 500に変えてみると、明らかに音質に違いが感じられる。迫力が大幅に増し、Google Homeでは感じなかったドラムやベースの低音がよりずっしりと、バックコーラスははっきりと伝わってくる。

 Google HomeやAmazon EchoもBluetoothスピーカーへ音楽を出力する機能を備えているが、LINK 500ならわざわざ別のスピーカーを用意することなく、高い音質とGoogleアシスタントの利便性を両立できる。迫力あるサウンドのためのスマートスピーカーだ。

 音の良さにこだわった分、LINK 500/300の本体はGoogle Homeよりもかなり大きいが、スピーカーはその性質上、音質を上げるためには一定の大きさも必要なため、音質を追求するユーザーであれば理解できるだろう。本体の大きさからリビングの中心に置くには向かないかもしれないが、出力はLINK 300が総合50W、LINK 500は総合60Wと大きく、音も響くため、部屋の隅に置いても音楽が良く聞こえる。

JBL LINK 500の魅力はステレオ&大出力

防水&ポータブルで利用シーンが広がるLINK 10

 一方、LINK 10/20はLINK 500/300ほどの大きさではないものの、それを補って余りある特徴がバッテリー内蔵と防水機構だ。LINK 10は約5時間、LINK 20は約10時間の使用が可能なため、普段はリビングに設置しておき、料理をするときのお供としてキッチンで音楽を聴く、といった自由度の高い利用方法が可能。防水はIPX7の防水性能を備えており、お風呂で音楽を楽しむこともできるなど、非常に自由度の高い仕様になっている。

JBL LINK 10は持ち運び可能

 電源はMicro USBのため、モバイルバッテリーでも動作可能。外出先で音楽を楽しむこともできる。キャンプやパーティーなどのBGMとして活用するのもいいだろう。

防水&ポータブルのためキッチン周りでも利用できる
端子に防水カバー

 本体サイズがコンパクトとなるためLINK 500/300ほどの迫力ある音ではないが、これまでGoogle Homeでは聞こえていなかった、バンド楽曲などのギターやベース、ドラムの音がしっかり伝わってくる。音質の良さに加え、利用場所の自由度の高さを求めるユーザーにお勧めだ。

高い音質に加えてデザインも追求したAllure

 Google アシスタントに対応したLINKシリーズに対して、Alexaに対応したAllureは、Amazonの音声アシスタントということもあり、Amazonプライム会員(年間3,980円、月額400円)であれば聴き放題の「Amazon Prime Music」に対応。プライム会員であれば“おまけ”のように音楽配信サービスがついてくるので、この点は積極的に活用したい。

Harman Kardon「Allure」

 また、Amazonの定額制音楽配信サービス「music unlimited」が月額380円という低価格で利用できるのも魅力。通常は月額980円(Amazonプライム会員は月額780円)だ。

 音質面では3つの38mm径フルレンジドライバーと、90mm径のサブウーファを搭載しており、キレが良く、解像度の高い低音が特徴だ。LINK 500と比べるとボーカルの音がすっきりと聞こえる印象を受けるが、どちらもGoogle Homeと比べれば圧倒的に音質が高い。「音楽を楽しみたい」という音楽ファンには、このスピーカー性能は魅力的だ。

 いかにもスピーカーといった外観のLINKシリーズに対し、一見するとスピーカーとは思えないデザインもAllureの特徴だ。近未来感溢れる黒基調のデザインはインテリア性も高く、音声認識のたびに点灯する白色LEDも近未来感に花を添えている。未来的なデザインとインテリアの調和もAllureの大きな魅力と言える。

スマートスピーカーとの相性も良い、「ながら」で楽しめるラジオ

 ラジオをインターネットで聴取できる「radiko」も、スマートスピーカーで利用できる。各種音楽サービスが基本的には有料サービスであるのに対し、radikoは無料で利用が可能だ。JBL LINKシリーズ(Google アシスタント)は標準でradikoに対応しているほか、Allure(Alexa)はアプリや音声操作でradikoのスキルを有効にすることで利用可能になる。

スマートスピーカーならラジオも楽しめる

 「radikoをかけて」と言えばラジオが流れ、ラジオの周波数を覚えていなくても、「radikoでニッポン放送をかけて」と放送局名を伝えるだけで選局できる。ただし、有料プランで提供されているエリアフリーや、一定期間だけ過去の番組を聴取できるタイムフリーには対応していない。

 かつてはラジカセのようにラジオが聴取できるオーディオ機器は当たり前だったが、最近ではラジオを聴けるハードウェアが身の回りから少なくなっている。しかし、映像がないことが前提にされたラジオは、何か他の作業をしながら楽しむのにぴったりの存在。音楽はもちろんグルメ情報や最新ニュースなども教えてくれるので、映像が必要なテレビとは別の楽しみ方ができる。

 無料で利用できるということもあり、スマートスピーカーでラジオはお勧めだ。

日常の作業と並行して「ながら」できるスマートスピーカーの魅力

 スマートスピーカーの機能は音楽やラジオを楽しむだけではない。声でさまざまな機能を操ることこそ、スマートスピーカーの醍醐味と言ってもいいだろう。

 生活の役に立つ機能としては、地味ながらもアラームやタイマーがお勧め。「3分でタイマー」と話しかけるだけでタイマーをセットしてくれるため、ラーメンを作ったり料理をするときにはとても便利だ。アラームも同様に「何時に起こして」とお願いするだけでその時間にアラームをセット。アラームが鳴ったら「スヌーズして」といえば10分後にアラームがまた鳴り、もっと先にしたければ「30分後に起こして」というだけでいい。

ラーメンタイマーをセット。タイマーに名前をつけて複数同時に設定することもできる

 「今日の天気は?」と聞けば天気と気温、いままさに雨が降っているかを教えてくれるし、「今日のニュース」を聞けば最新のニュースを教えてくれる。Googleカレンダーでスケジュール管理をしているユーザーであれば、明日の予定や来週の予定を読み上げてもらうことも可能だ。「来週の予定は?」といった聞き方でもきちんと答えてくれ、とても優秀だ。

 これらの情報はスマートフォンがあれば調べることができるため、スマホがあればいい、と思う人も少なくないだろう。しかし、わざわざスマホを触らずとも、他の作業をしながらでも調べ物ができる「ながら作業」こそがスマートスピーカーの魅力だ。

 朝起きて仕事に出るための準備をしている時間は一分一秒を争い、わざわざ天気予報を調べる時間が惜しい、というときも、スマートスピーカーなら着替えをしながらでも答えを聞くことができる。疲れて帰ってきて一刻も早く寝たい、という時も、服を着替えながら明日の起きる時間を設定するだけでいい。まるで家の中に優秀な秘書を雇っているかのような感覚だ。

IoT機器と連携して自宅の家電も音声でコントロール

 単体でもさまざまな機能を備えているスマートスピーカーだが、最近流行のIoT機器と組み合わせることで、音声で家電をコントロールすることも可能だ。

 スマートスピーカー対応のIoT家電の代表的な製品が、フィリップスのスマート電球「Hue」。元々はスマートフォンからコントロールできる照明機器だったが、スマートスピーカーに対応したことで声で照明をコントロールできるようになった。ベッドに入ってから寝室の電気を消す、家を出る時に靴を履きながらリビングの電気を消すなど、「ながら操作」が便利だ。

スマート電球「Hue」を音声でコントロールできる

 また、LINKシリーズはGoogleの映像ストリーミングデバイス「Chromecast」と組み合わせることで、発声するだけでテレビの電源をオンオフしたり、YouTubeの動画をテレビで再生することができる。リモコンを手に取ることなくテレビの電源を消したり、アーティスト名と楽曲名で好きなPVを再生したりできるのはとても便利だ。Allureの場合、海外ではAmazonの「Fire TV」を使って同様の機能が提供されているため、今後日本での対応を期待したい。

Chromecastと組み合わせてテレビのオンオフやテレビでのYouTube再生が可能

 スマートスピーカーの家電連携は他にもさまざまな製品が対応している。赤外線リモコンで操作できる機器をスマートスピーカーからコントロールできるスマートリモコンを使えば、テレビの電源オンオフに加えてチャンネルを切り替えたり、エアコンを操作したりということも可能だ。また、掃除ロボットの代名詞とも言えるルンバもスマートスピーカーに対応しており、話しかけるだけで掃除を開始できる。

 こうしたスマートスピーカーに対応した機器は現時点ではまだ少ないものの、今後は対応製品の拡大が見込まれている。音楽だけでなく家庭内のさまざまな機器をコントロールできる存在として、スマートスピーカーは今後もさらに便利な機能を身につけていくだろう。

高い音質と多彩な機能で音楽のある生活を豊かに

 先頃日本レコード協会が発表した音楽配信売上実績では、国内におけるストリーミング配信の売上金額がダウンロード配信を超えたことが明かされた。国内での定額制ストリーミング配信サービス開始からわずか数年ということを考えると、音楽配信の主力としてストリーミング配信が定着しつつあることが感じさせられる。

 定額聴き放題の音楽配信を楽しむのにスマートスピーカーは最高のパートナーだ。わざわざスマートフォンやミュージックプレーヤーをつなぐことなく、「音楽が聴きたい」と話しかけるだけで再生できる手軽さは一度体験するともう戻れない。海外はもちろん国内の有名アーティストも続々と楽曲を提供しており、「好きなアーティストの楽曲がない」という事態も徐々に解決されていくだろう。

 スマートスピーカーの「スマート」部分も、自分の家で試してみるともう離れられない機能だ。タイマーや天気予報などちょっとした情報であっても、わざわざスマートフォンを触らず、他の作業をしながら情報を取得できるという便利さは、店頭デモで見るのと自宅で試すのとではその体感も段違いだ。スマートスピーカーそのものの機能はもちろん、対応サービスや対応機器も毎週のようにアップデートされており、今後家庭内の中心的な存在になっていくのだろう。

 いつでも気軽に音楽を楽しめるスマートスピーカー生活において、音楽をより楽しむために重要なのが音質だ。最近では音楽配信サービスも高音質での配信を実施しており、スピーカーの音質が低い製品では音楽の良さを最大限に楽しむことができない。音楽を楽しく、生活を豊かにするスマートスピーカーにおいて、機能はもちろん音質にもこだわったJBL&Harman Kardonスマートスピーカーは、音楽がある生活をより豊かにしてくれるだろう。