カノープス、キャプチャカード「MTV1000」がプログレッシブ再生に対応
―β版のアップデータを公開、静止画キャプチャ機能も搭載


7月10日公開



MTV1000
 カノープス株式会社は、TVチューナ内蔵MPEGキャプチャカード「MTV1000」のアップデートプログラム(Ver.1.01β)を同社のダウンロードページで公開した。ファイルサイズは約13.5MB。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000。

 ただし、β版のためWindows 2000ではDVD再生が行なえなくなるなどの制限事項がある。

 同アップデータにより、以下の変更が行なわれる。

  • テレビ視聴時やファイル再生時でのプログレッシブ表示が可能になる(ただし、環境によっては不可。アップデータに含まれるテストプログラムにより確認できる)。
  • 一時停止状態でのシーク時に映像が自動更新されるようになる。
  • FAT32の環境で、4GBを超えるファイルを分割ファイルとしてキャプチャ可能になる。なお、再生はMTV1000付属の「MEDIACRUISE」でのみ行なえる。
  • 予約録画終了後のスタンバイモードへの移行が可能になる。
  • マクロビジョンのチェック時間と間隔を変更。
  • Premiere 5.x以上とDVStorm-RTに対応。
  • DV-MPEGファイルコンバータにフィルタ機能を装備。
  • 再生時の静止画キャプチャが可能になり、キャプチャした静止画のJPEG保存にも対応。

 また、同アップデータには「MEDIACUISE」用のアップデータも含まれており、実行すると以下の機能が追加される。

  • TV Tunerモードで、タイムシフト中のチャンネルの切り替えができるようになる。
  • DVDモード、Video CDモード、Video Playerモードで静止画キャプチャが可能になる。
  • 早送り、早戻し、コマ送り、コマ戻しの各ボタンにショートカットキーが割り当てられる。
  • フルスクリーンの表示中、マウスカーソルの動きが一定時間ない場合、マウスカーソルを非表示にする。
  • スキンデータを追加。

プログレッシブ再生【OFF】 プログレッシブ再生【ON】
今回公開されたアップデータで、最も注目されるプログレッシブ再生機能を試した。実際に、プレグレッシブ再生のチェックボックスをチェックするとコーミングは解消された。

 しかし、今回追加された静止画キャプチャ機能を使用しても、インターレス再生時と同じコーミングが出た画像しかキャプチャできなかった。そのため、それぞれのモードで再生し、デジタルカメラでその画面を撮影した

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ダウンロードページ
http://www.canopus.co.jp/download/mtv1000.htm
□製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv1000/mtv1000_index.htm
□関連記事
【5月10日】カノープス、MPEG-1/2ハードウェアエンコーダ搭載TVチューナカード
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010510/canopus.htm
【5月30日】小寺信良の週刊Electric Zooma! 第12回テレビキャプチャカードの最高峰「カノープス MTV1000」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010530/zooma12.htm
【6月27日】元麻布春男の週刊PCホットライン「カノープスMTV1000を試す」(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010627/hot152.htm

(2001年7月11日)

[orimoto@impress.co.jp]

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