JEITA、10月の電子機器国内出荷を発表
―BSデジタルチューナが6割減、内蔵テレビは倍増


11月29日公開



国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会
電子統計委員会
 社団法人電子情報技術産業会(JEITA)は、2001年10月における民生用電子機器の国内出荷実績(速報値)を発表した。全体での出荷金額は1,606億円となり、前年に比べ0.6%減で推移した。

 DVDビデオプレーヤーは、前年に比べ109.8%の増加となった。低価格化とソフトの整備を受け、引き続き高い伸びを示している。液晶カラーテレビも伸張が続いており、前年より74.8%増と好調に推移した。

 カラーテレビ全体では、前年より5.4%減の74万6,000台を出荷。標準(4:3)、ワイドテレビジョン、ハイビジョンの出荷比率(台数)は、それぞれ83.8%、11.3%、5.0%となっている。このうち、ハイビジョンが前年に比べ145.0%増の躍進を見せている。

 BSデジタルチューナの出荷台数は、試験サービス開始直前の前年と比べ、60.6%減の13,000台にとどまった。一方、BSデジタルチューナ内蔵テレビは好調で、前年より145.3%多い37,000台を出荷。

 BSデジタル関連機器の1月からの累計は、BSデジタルチューナが254,000台、BSデジタルチューナ内蔵テレビが168,000台となった。両者をあわせると422,000台を出荷したことになる。

 そのほか、ビデオ一体型カメラが前年より5.4%の減少、VTRが同2.7%減と共に微減。VTRは8カ月連続の減少となる。また、ビデオプロジェクションは前年より3.3%多い2,000台を出荷した。

 オーディオ関連では、CDプレーヤーの出荷台数が前年に比べ32.1%上昇した。そのうちポータブル型が94.1%を占めている。一方、MDは全体で9.7%増加し、228,000台を出荷した。

 また、HiFiアンプが6.9%増加の26,000台と好調に推移。同協会では要因として、DVDプレーヤーの普及によるホームシアター需要を挙げている。

 台数
(千台)
前年同月比
(%)
カラーテレビ746
94.6
液晶カラーテレビ47
174.8
VTR493
97.3
DVDビデオ163209.8
ビデオ一体型カメラ10894.6
ビデオプロジェクション2103.3
BSデジタルチューナ1339.4
CDプレーヤー221132.1
MD228109.7
HiFiアンプ26106.9
HiFiスピーカーシステム3296.1

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/
□2001年10月国内出荷時実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2001/ship_10.htm
□関連記事
【11月1日】JEITA、9月の電子機器国内出荷を発表
―DVDビデオ、液晶カラーテレビが続伸
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011101/jeita.htm
【10月12日】JEITA、8月の電子機器国内出荷を発表
―DVDビデオが1~8月で80万台を突破
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011012/jeita.htm
【8月31日】JEITA、7月の電子機器国内出荷を発表
―BSデジタル機器が累計30万台に到達
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010831/jeita.htm

(2001年11月29日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.