カノープス、ビデオフォーマット変換ソフト「ProCoder」
―新開発のMPEG-2コーデックと、DVコーデックを採用


7月下旬発売

標準価格:98,000円

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 カノープス株式会社は、新開発のMPEG-2コーデックを採用した、ビデオファイルコンバータ「ProCoder」を7月下旬に発売する。価格は98,000円。USBドングルが付属する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、動作環境はPentium III 500MHz/Athlon 600MHz以上が推奨されており、マルチCPUにも対応する。

 ProCoderは、同社独自のコーデック技術を使用した、ビデオフォーマット変換ソフト。既に海外では、6月から英語版が発売されており、「プロシューマー市場を中心に好評を博している」という。

 独自開発のDVコーデックと、MPEGコーデックを採用し、「画質劣化を最小限に抑えたDVコーデックと、高度な動き補正アルゴリズムを駆使したMPEG-2コーデックにより、ハイレベル画質によるコンバートを実現した」という。

 今回新開発されたMPEGコーデックは、2パス可変ビットレート(2passVBR)や、独自の動き補正アルゴリズムなどを採用。「動きの速い映像と精細な映像の双方で、最高レベルの画質を得ることが可能」としている。

 簡単な操作で複数のソースから異なったフォーマットへ出力でき、圧縮形式だけでなくNTSC-PALの双方向変換も可能。また、ビットマップ・オーバーレイやクロッピング、ボリューム調整などの同時処理も行なえる。

 さらに、変換情報を含んだ小さなアプリケーション「ドロップレット」のアイコンに、変換したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで、指定フォーマットに変換可能。加えて、ウィザードによる指定も用意されている。Adobe Premiere用プラグインも付属しており、PremiereからProCoderを起動し、タイムラインを任意のフォーマットで書き出すといった使い方もできる。

 そのほかにも、アスペクト比変換、フレームレート変換、自動プログレッシブ、プログレッシブ―インターレース変換、サイズまたは時間によるファイルの切り分けなどにも対応。変換時に、フレームのトリミングも行なえる。

【対応フォーマット】
入力フォーマット出力フォーマット
Canopus DV
Microsoft DV
Video for Windowsコーデック
DirectShowコーデック
QuickTime
MPEG-1
MPEG-2
Canopus DV
Microsoft DV
Video for Windowsコーデック
DirectShowコーデック
QuickTime
MPEG-1(カノープスコーデック)
MPEG-2(カノープスコーデック)
Windows Media Video
RealVideo


□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2002/procoder.htm
□製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/procoder/procoder_index.htm
□関連記事
【5月10日】カノープス、MPEG-1/2ハードウェアエンコーダ搭載TVチューナカード
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010510/canopus.htm
【5月30日】小寺信良の週刊Electric Zooma! 第12回
 テレビキャプチャカードの最高峰「カノープス MTV1000」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010530/zooma12.htm

(2002年7月5日)

[furukawa@impress.co.jp]

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