パイオニア株式会社は、Xbox用ドルビーヘッドフォン搭載のワイヤレスサラウンドヘッドフォン「SE-XB1」を9月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後になる見込み。 SE-XB1は、5月に発表された「SE-DIR1000C」をXbox向けにアレンジした製品。パイオニアとしては、5.1chシステムの「HTP-G100」に続くマイクロソフト公式製品となる。カラーリングをXboxに合わせたほか、ゲーム用途のために低域を若干ブーストしている。 そのほかの仕様はDIR1000Cと同等。ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジック IIをデコードできるほか、ドルビーデジタルEX、DTS-ESの再生にも対応する。また、ドルビープロロジック IIの場合、入力信号に合わせて自動的に「MOVIE」と「MUSIC」が選択される。 また、ドルビーヘッドフォン認証を受けており、ヘッドフォンながらスピーカーで聴いているような効果が得られるという。サラウンド効果は3種類から選択可能。ドライバユニットは50mm径で、再生周波数帯域は10Hz~24kHzとなっている。 ヘッドフォン部の電源は付属のニッケル水素電池を使用し、約20時間利用できる。ヘッドフォンの重量は約360g(本体のみ)。 ワイヤレス伝送には、伝送時にノイズがのらない非圧縮デジタル赤外線伝送方式を採用。トランスミッタの外形寸法は87×152×221mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.1kg。 今回発表のSE-XB1は、マイクロソフトが8日に開始した国内向け「Xbox マーチャンダイズプログラム」の第1弾となる。同プログラムは、Xboxの関連機器やアパレル製品などの製造および販売に対し、Xboxのロゴやマイクロソフト製ゲームキャラクタの商品化権を許諾するもの。マイクロソフトではこのプログラムを順次拡大し、映像音響メーカーなどとの協力体制を広く確立するとしている。 なおベースモデルのDIR1000Cは、7月22日以降に発売される見込み。発表当初の発売時期は7月上旬を予定していた。
□パイオニアのホームページ (2002年7月8日) [orimoto@impress.co.jp] |
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