シャープ株式会社は、AVワイヤレス受信機能を内蔵したホームシアター向けDLPプロジェクタ「XV-Z90S」を9月25日に発売する。価格は45万円。また、AV受信機能を省略した「XV-Z90」も10月25日に発売する。価格は35万円。 XV-Z90S/Z90は、800×600ドットのDMD素子を搭載するDLPプロジェクタ。Z90SとZ90では、AV受信機能とスピーカー以外に機能的な差異はなく、両機種とも上下左右方向に回転するチルトスタンドを標準装備する。 ミラーの振れ角度を従来の±10度から±12度に広げた新DMD素子を採用し、コントラスト1,200:1を実現。光源は150W SHPランプで、光出力は600ANSIルーメン。480i/480p/720p/1080iの入力に対応する。また、2001年9月発売の「XV-Z9000」と同じく、W(透明)を含まずR・G・Bだけで構成する「プライマリーカラーホイール」を装備。これをZ9000と同様に「5倍速シーケンシャル方式」で回転させている。これらにより、高い色再現とカラーブレーキングの低減が可能になったとしている。 レンズは手動の光学1.2倍ズーム。40~150型の投影が可能で、4:3スクリーン時における100型の最短投写距離は3.1mとなっている。光学レンズシフト機構も組み込まれている。 また、ランプと電源回路のそれぞれを冷却する「ツインダクト方式」を採用し、ファンの回転数を低減。さらに、回転軸との接点がないエアーベアリングモーターを、カラーホイールのモータに使用。騒音は29dBとなっている。 4モードのガンマ補正値をプリセットしたほか、色温度を6種類から選択可能。また、色合いや明るさなどの調整値を5つまで登録する機能も装備している。また、台形補正は上下方向と左右方向に対応し、斜め補正も行なえる。 映像入力は、コンポーネント(RCA)、コンポーネント/アナログRGB兼用(D-Sub15ピン)、S映像、コンポジット、アナログRGB(D-Sub15ピン)を各1系統搭載。外形寸法は368×327×153.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量はZ90Sが約4.5kg(スタンド込み)、Z90が約4.3kg(同)となっている。 オプションとして、置き台を2つ装備したプロジェクタースタンド「AN-PT1」、マットタイプのポータブルスクリーン「XU-PW760」、「XU-P60」を用意する。 なお、Z90SのAVワイヤレス受信機能はIEEE 802.11bを使ったもので、付属のワイヤレス送信ユニットからZ90Sへと映像信号を送信する。対応ビデオ信号は480iのみ。ワイヤレス受信ユニットには、コンポーネント(RCA)、S映像、コンポジットのほか、光デジタルなどの各入出力端子が備えられ、DVDプレーヤーなどを接続できる。ワイヤレス送信ユニットの外形寸法および重量は、215×250×55mm(幅×奥行き×高さ)、約0.96kg。
□シャープのホームページ (2002年8月27日) [orimoto@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp