パイオニア株式会社は、DVD-R4倍速記録、DVD-RW2倍速記録が可能なATAPI内蔵型DVD-R/RWドライブ「DVR-A05-J」を10月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後と見られる。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。
また、あわせて4倍速書き込み対応のDVD-Rメディア「DVS-RP470A」と、2倍速書き込み対応のDVD-RWメディア「DVS-RWP470A」が、10月下旬より発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDVD-Rが700円前後(5枚パック3,000円前後)、DVD-RWが900円前後(5枚パック4,000円前後)の見込み。 DVR-A05-Jは、「DVR-A04-J」の後継モデルに当たるDVD-R/RWドライブ。最大の特徴は高速書き込み規格「4X-SPEED DVD-R Revision 1.0」および「2X-SPEED DVD-RW Revision 1.0」に準拠したこと。高速メディアを使用した場合、DVD-Rの4.7GBを約15分で記録できる。書き込み速度はDVD-Rが4倍速、DVD-RWが2倍速、CD-Rが16倍速、CD-RWが8倍速。 また、高速メディアを使用した場合、読み取り速度も向上する。従来メディアの最大2倍速に対し、高速メディアではDVD-R/RWともに最大6倍速になる。 高速記録以外に、「液晶チルト機構」、「スマートレーザードライブ技術」、「DRA(Dynamic Resonance Absorber)」といった3つの新技術を採用している。液晶チルト機構は、信号面の傾斜補正に液晶収差補正素子を採用したもの。従来のメカニカルチルトに比べ、ディスクの反りに対する精度の高い書き込みができるという。 スマートレーザードライブ技術は、本体基板上に搭載していた記録回路を光ピックアップ上に配置する技術。記録時の信号精度を大幅に向上させるという。またDRAは、高速ディスク回転時の機械振動を低減するという技術で、同社のDVD-ROMドライブに採用実績がある。DVD-R/RWドライブへの採用は今回が初めてという。 バンドルソフトは、「DVD it! SE」、「MyDVD」、「Drag'nDropCD Plus DVD Edition」、「インスタントCD+DVD LE」、「ShowBiz」、「PowerDVD XP」。なお、インスタントCD+DVDは、A-04-Jから可能になったクイックフォーマットに対応している。また、新たにバンドルされる「ShowBiz」は、アークソフト製のビデオ編集ソフト。ストーリーボード編集とタイムライン編集の両方に対応し、リアルタイムプレビューも可能。
□パイオニアのホームページ http://www.pioneer.co.jp/ □ニュースリリース(DVR-A05-J) http://www.pioneer.co.jp/press/release345-j.html □ニュースリリース(DVS-RP470A/RWP470A) http://www.pioneer.co.jp/press/release346-j.html □関連記事 【9月17日】高速DVD-R/RWメディアでパイオニア製DVDレコーダなどに不具合 ―ソニー、シャープのレコーダでも同様の問題が発覚 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020917/pss.htm 【9月10日】ソニー、業界初の4倍速DVD-R書き込み対応DVD±R/RWドライブ http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020910/sony.htm 【4月9日】パイオニア、DVD-RWフォーマットが1分で完了するDVD-R/RWドライブ ―奥行きが1cm短くなり、DVD-Rの追記にも対応 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020409/pioneer.htm (2002年9月24日) [orimoto@impress.co.jp] |
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