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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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マイクロソフト株式会社は10日、次世代ストリーミング技術「Windows Media 9 Series」に関するプレス向け説明会を開催した。製品について特に新しい情報は公開されなかったが、質疑応答において、従来「年内」としていたリリース時期が「12月になりそう」との見込みが明らかにされた。 冒頭に、同社ニューメディア&デジタルデバイス本部マーケティング部 部長の御代茂樹氏が挨拶に立ち、「昨今のブロードバンド化により、エンドユーザーの帯域に対する関心というのが徐々に上がってきており、利用者も増えている。特に、動画の配信が大きく貢献している」と現在のストリーミングを取り巻く環境を説明した。また、Windows以外のOSの上にもメディアプレーヤーをポーティングする作業を進めるなど、Windows Mediaの普及に向けて環境の整備に取り組んでいる旨を解説した。
その後、同社ニューメディア&デジタルデバイス本部マーケティング部 河野万邦シニアプロダクトマネージャー(Windows Media担当)が、Windows Media 9 Seriesについてデモを交えて解説した。 バッファ待ち時間を低減する即時配信の比較デモや、1080p/5.1chの再生、ミニプレーヤーなどWindows Media 9の特徴的な機能を紹介したほか、メディア整理の自動化などスマートジュークボックス機能のデモが行なわれ、強化ポイントをアピールした。 また、メディアプレーヤー内にHTMLを表示可能となったことで、コンテンツプロバイダがブランドイメージに合わせた動画配信が可能となるという。河野氏は、「ストリーミングメディアは儲からないという定説があるが、今回のWindows Mediaのさまざまなファンクションを利用して、さまざまな新たしいビジネスモデルが構築可能となる。いままで参入していなかった、大コンテンツプロバイダの参入を期待したい」と述べた。
また、同社デジタルデバイス本部の木島昌幸氏により、Windows Media 9 Encoderを用いたコンテンツ制作などについて解説が行なわれた。CBRやVBRなどの使い分けについての簡単な説明や、High-Definitionエンコード時の注意点などが説明された。 最後に行なわれた質疑応答では、従来「年内予定」としていたリリース時期について話が及び、「正式に決まったわけではないが、リリースは12月ぐらいになりそう。日本語版の公開については英語版より若干遅れる見込み」(河野氏)という。 □マイクロソフトのホームページ (2002年10月10日) [usuda@impress.co.jp]
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