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株式会社オプトウェアは25日、最大1TBの記録メディアを実現する「偏光コリニアホログラフィ方式」を用いた記録メディアの評価システム「S-VRD」の発売を発表した。価格は、標準仕様で3,500万円。評価機メーカーへのライセンス供与も計画しており、全世界年間100台の需要を見込んでいる。 ホログラムディスクの記録原理は、デジタル情報を保持した情報光と参照光の2つの光から細い光の束を生成し、それを2次元デジタルデータとして記録するというもの。CDやDVDと異なり、記録層という面ではなく、ディスクの厚み(体積記録層)に記録するため、200μm程度までの重ね記録が可能になり、大容量記録が実現するという。 この原理を応用した偏光コリニアホログラフィ方式は、参照光と情報光を同軸配置した同社の独自技術。そのほか、サーボの工夫、暗号化技術などが技術に含まれている。12cm径ディスクに、最大1TB(テラバイト)の記録と最大1Gbpsの転送レートが可能としている。 発売されるS-VRDは、同方式でデジタル2次元ページデータを記録・再生し、記録材料の特性を評価するもの。6軸制御のユニバーサルサンプルホルダにより、小片サンプルからディスク形状のサンプルまで対応する。 評価項目は、記録パワーマージン、SNR、ヒストグラム、ビットエラー率、エラーマップ、クロストークなど。Windows 2000対応の制御ソフトと、初期操作トレーニングが提供される。なお、使用に当たっては、暗室への設置が必要になる。
□オプトウェアのホームページ (2002年12月25日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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