パイオニアビデオを分割、PDP主体の製造会社を新設

　パイオニア株式会社は25日、パイオニアビデオ株式会社を4月1日に分割し、半導体事業を独立させると発表した。さらに、パイオニアビデオと静岡パイオニア株式会社を合併、プラズマディスプレイなどを製造する「パイオニア・ディスプレイ・プロダクツ株式会社」を新設する。

　パイオニア・ディスプレイ・プロダクツは、プラズマディスプレイをはじめとする映像関連製品の製造を行なう。資本金は50億円で、従業員数は約990名。静岡と山梨に工場を所有し、山梨工場へは今春着工予定のプラズマディスプレイ第4生産ラインを建設する。稼動は2005年春を予定。

　一方、パイオニア・マイクロ・テクノロジーは、半導体関連製品の製造販売を主な事業内容とし、資本金は20億円。従業員数は約300名。

　パイオニア・ディスプレイ・プロダクツの発足により、プラズマディスプレイ生産の効率的な体制が整うとし、「プラズマディスプレイ分野の市場競争力を一層高める」としている。

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release378-j.html
□関連記事
【2002年9月27日】東北パイオニアに、パイオニアビデオの光ディスク生産装置事業を移管
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020926/pioneer2.htm
【2002年8月20日】パイオニア、DVDメディア量産事業をPDP生産へ転換
―DVD-R/RWの販売、開発は継続
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020820/pioneer.htm

(2003年3月26日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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