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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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インタービデオジャパン株式会社は、DVD/CD記録ソフト「DVD Copy」を7月4日より発売する。価格は6,900円。対応OSはWindows 2000/XP。ダウンロード販売も予定しており、価格は未定だが、パッケージ版よりは安くなる見込み。 DVDビデオやビデオCDのダイレクトコピーが可能なユーティリティ。WinDVD Creatorなどで採用している、独自の「UniPassテクノロジー」によりディスクからディスクへのダイレクトダビングを高速に行なえる。同社では他のDVDダビングソフトに比べて、最大45%以上高速化できるとしている。 3ステップでDVDなどのダビングが可能なソフトで、ソースと、ターゲットディスクを選択し、コピープロファイルを指定するだけで、コピーが行なえる。CSS(Content Scramble System)がかかったDVDのダビングは不可能。対応する出力フォーマットはDVDビデオ、SVCD、VCD、DivX。 また、DVDビデオを1枚のCDに収まるように解像度とビットレートを調整し、DivX形式でダビングする機能や、2層のDVDを2枚のDVDへ分割してダビングする機能、再エンコード無しのDVDダビング、DVDビデオを複数CDへ分割してダビング、などの機能を搭載する。マルチトラック/マルチサブタイトルのDVD出力などにも対応する。対応する書き込みドライブはDVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-RAM、HDD、CD-R/RW。
発表会では、同社シニアマーケティングディレクターの染谷裕氏が製品戦略について、「今まではDVDプレーヤー『WinDVD』などを中心に製品展開してきたが、今後DVDレコーダの伸張が期待されており、レコーダも成長ドメインとして定義していく」と説明。また、UniPass技術による高速化や、DivXへのトランスコード機能など、DVD Copyの特徴について解説した。 なお、現在はCSSプロテクトのかかっていない2層DVDは、ほとんど市場に出回っていないが「そうした現状は把握している」とした上で、「将来を見据えた対応として、2層記録DVDの分割ダビング機能をサポートしている(染谷シニアマーケティングディレクター)」という。また、2層記録DVDを再エンコードし、1枚の記録型DVDに収める機能についても検討中で、「アップデートもしくはプラグインの形などで提供していきたい」説明された。 DVDのコピーを前面に出した製品をリリースするに当たっては、「社内でも議論があり、上場を控え、グレーな製品は極力出さないという方針。ただ、米国で他社から発売された同様の製品が大ヒットとなるなど、市場の要求は強く、それに応える形で米国本社から企画が立ち上がり、製品化に至った(染谷氏)」という。
なお、発表会では、DivX NetworksのチーフマーケティングオフィサーのKevin Hell氏と、ビジネス開発/販売部門のChester NG氏が同社とInterVideoとの協力関係をアピールした。 Hell氏は、DivXがインターネット上のビデオコンテンツのデファクトスタンダードとして定着しており、2003年中にDVDプレーヤーなどの情報家電向けにDivX対応チップセットがリリースされ、大手メーカーなどから対応DVDプレーヤーが出荷される見込みであると説明。PC用のフォーマットだったDivXが、家電へ急速に普及していくと述べた。また、2001年よりDRM(Digital Rights Management)にも取り組んでおり、30を超えるコンテンツプロバイダに採用され、ハリウッドとも良好な関係を築いていると説明した。 なお、要望の多いチャプタ機能や音声付早見再生などについても、「既に開発に着手しており、年内に対応バージョンをリリースできる(Hell氏)」という。
□インタービデオのホームページ (2003年6月16日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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