◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
松下電器産業株式会社は、プラズマテレビと液晶テレビのラインナップを一新、フラットテレビの統一サブブランド名を「VIERA(ビエラ)」とし、9月1日より発売を開始する。 ラインナップはプラズマテレビ3機種、液晶テレビ10機種。このうちプラズマテレビは50V/42V/37Vの3機種を用意し、すべて地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルチューナを搭載。従来通りディスプレイとチューナ部を一体化し、パネルは新開発の「PEAKSパネル」を採用している。 価格は、50V型のみ標準価格110万円。42V型、37V型はオープンプライスとなっている。
VIERAとは、VI(VI=映像)とERA(時代)を合わせた造語。「新時代の映像生活」をイメージし、パナソニック薄型テレビの総称として名付けたという。
8月8日発表の地上デジタルチューナ搭載CRTテレビ「D50シリーズ」と同じく、地上アナログ用アンテナ入力に加え、地上デジタル専用のアンテナ入力も設けているのが特徴。地上波アナログ/デジタルのサイマル放送期間でも、相互干渉が起きにくいという。また、当初小出力が予定されている地上デジタル放送において、より多くのエリアで受信が可能になる。 PEAKS(Picture Enhancement Accelerator with Kinetic System)は、採用する「PDP PEAKSパネル」、高画質化回路の総称「PDP PEAKSドライバー」、デジタル変換処理部「PEAKSプロセッサー」の総称。入力映像は、プロセッサー、ドライバー、パネルへと流れ、プロセッサーからパネルまではフルデジタルで処理する。 新パネルの「PDP PEAKSパネル」には、新たに井桁状のセル構造を採用。パネルの発光効率が向上し、従来比約1.5倍の明るさを実現したという。また、ネオンカットフィルタにより、赤の色純度が向上。コントラストは3機種とも3,000:1となっている。解像度は、50V型が1,366×768ドット、42V型が1,024×768ドット、37V型が1,024×720ドット。 なお50V、42Vに続き、今回から37V型も全ライン同一表示のプログレッシブ表示が可能になった。37V型では業界初としている。
「PEAKSドライバー」とは、1,536階調、10億7,000万色を表現する「アドンバンストリアルタイムガンマ」、黒側の階調性を高める「リアルブラッククリエーション」、視覚特性を利用し鮮鋭感を向上させる「2次元エンハンサ」、ダイナミックレンジを拡大する「プラズマAI(適応型輝度強調システム)」の総称。いずれも従来機種に搭載されていたものだが、新パネルやフルデジタル処理化に合わせ、再調整された。 PEAKSプロセッサーは、1チップデジタルハイビジョンシステム「PEAKSエンジン」を搭載。0.13μmCMOSプロセス技術で開発された。また、マルチシグナルノイズリダクション、マルチアングルエンハンサー、デジタルシネマリアリティ、デジタルゴーストリダクションといった高画質化処理もここで行なう。 EPGにはG-GUIDEを採用し、地上/BS/110度CSデジタルに加え、地上アナログの番組表にも対応する。D50シリーズと同様に、3/5/7/9チャンネル表示やDIGAシリーズとの連携機能を備えている。Tナビ機能もD50シリーズと同一。年内には百科事典や保険サービスなどが追加される予定。インターネットへの接続には、背面のLAN端子(10Base-T)を利用する。
本体前面の隠し扉には、SDメモリーカードとPCカードスロットを装備する。カード内の静止画表示に対応し、サムネイル表示、全画面表示、スライドショーなどが可能。動画表示や音声再生には対応していない。 入出力端子は、i.LINK×2、D4入力×2、S2映像×3、コンポジット×4、アナログRGB×1、S2モニター出力×1、モニター出力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン×1、ファミリーイヤフォン×1などを装備。
ボディデザインには「Sフォルム」と呼ぶ、曲線を強調したデザインを採用した。外形寸法は、50V型が1,329×99×870mm(幅×奥行き×高さ)、42V型が1,140×99×757mm(同)、37V型が1,040×99×697mm(同)。重量はそれぞれ56kg、42kg、36kg。
□松下電器産業のホームページ (2003年8月21日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved. |
|