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松下、30fpsのMPEG-4撮影/テレビ録画に対応したD-snap
-縦/横撮影可能なスリムタイプ、コンパクトデザインの2機種


SV-AV50-S、SV-AV35-S
11月15日より順次発売

標準価格:オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、SDメモリーカードを利用した小型動画カメラ「D-snap」の新モデル「SV-AV50」と「SV-AV35」を発売する。発売日は「SV-AV50」が11月15日、「SV-AV35」が11月22日。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は「SV-AV50」が4万円前後、「SV-AV35」が43,000円前後の見込み。

 両モデルとも、最高30fpsのMPEG-4動画撮影、テレビ番組などのビデオ録画に対応した小型カメラ。同社のDVDレコーダ「DIGA」シリーズで保存した映像を、最大240倍速(1時間番組で約15秒)でSDメモリーカードに記録し、SV-AV50で再生が可能。さらに、AAC、MP3音楽ファイルの再生や、ボイスメモ機能も搭載している。


■ SV-AV50

 従来モデルから筐体一新し、薄型デザインを採用。カラーリングはシルバー(-S)、ブルー(-A)、ブラウン(-T)の3種類を用意する。

 211万画素(有効195万画素)のCCDを搭載。レンズは単焦点(F4/35mm換算35mm)で、デジタルズームは2.5倍。静止画の記録は最大1,600×1,200/1,280×960/640×480ドット。また、2型の液晶モニターも搭載している。

SV-AV50-A SV-AV50-T

 レンズとモニターが飛び出す「マジックアクション」機構を採用。動画撮影時には撮影しやすい縦型のムービースタイル、再生時には横型のビューワースタイルなど、機能によってスタイルを変化させることが可能。操作部には、メニューの選定などを簡単に行なえるというジョグボールを採用している。

レンズとモニターが飛び出すマジックアクション機構を採用。フラッシュも搭載している オレンジ色の突起がジョグボール 携帯時にはレンズとモニターが保護され、持ち運びやすいサイズになる

 動画は、MPEG-4形式で最大解像度QVGA(320×240ドット)、エクストラファイン時に30fpsで撮影可能。撮影モードは、ほかにもスーパーファイン、ファイン、ノーマル、エコノミーの計5種類を用意する。各モードの連続撮影時間は下記の通り。なお、連続使用時間は、静止画撮影時で約120枚、動画撮影が約60分。動画再生は約75分となっている。

 また、付属のUSBクレードルにAV入出力端子を装備しており、テレビ番組などを動画撮影と同じ記録モードで録画可能。さらに、同社のDVDレコーダ「DMR-E100H」、「DMR-E200H」からSDメモリーカードにMPEG-4のテレビ番組を最大240倍速で記録し、D-snapで再生するといった使い方もできる。

 ただし、再生可能なファイルは、DIGAのMPEG-4最高画質(SFモード)まで。また、SV-AV50で撮影した動画は、スーパーファインモードまでDIGAで再生可能。なお、チューナは内蔵していない。

【動画記録時間】
記録画素数 320×240ドット 176×144ドット
記録モード エクストラファイン
(30fps)
スーパーファイン
(15fps)
ファイン
(12fps)
ノーマル
(12fps)
エコノミー
(6fps)
SDカード 512MB 約46分 約1時間10分 約3時間6分 約4時間40分 約10時間10分
256MB 約23分 約35分 約1時間33分 約2時間20分 約5時間
128MB 約11分 約17分 約46分 約1時間10分 約2時間30分
64MB 約5分 約8分 約21分 約35分 約1時間15分
32MB 約2分 約4分 約10分 約17分 約37分

 SDメモリーカードを使ったポータブルオーディオプレーヤーとしても利用可能で、対応フォーマットはAACとMP3。連続再生時間は約2.5時間。さらに、モノラルマイクを内蔵しており、ボイスレコーダ機能も備えている。音声の録音時間は512MBのSDメモリーカード使用時で約35時間、256MBで約17時間30分となっている。

 外形寸法は48.9×20×101mm(幅×奥行き×高さ)、SDメモリーカードやバッテリを含まない重量は約103g(使用時120g)。付属ソフトウェアは、動画編集ソフトの「SD-Movie Stage Ver.2.5」を同梱。USB経由でPCとも接続できる充電機能付きクレードルや、ステレオイヤフォン、リモコン、キャリングケースなども同梱する。なお、SDメモリーカードは付属していない。


■ SV-AV35

SV-AV35

 SV-AV50同様、MPEG-4形式で最高30fpsの動画撮影が可能な小型カメラ。カラーリングはシルバー(-S)、ブルー(-A)、オレンジ(-D)の3種類を用意する。従来モデル「SV-AV30」の後継機種となっており、新D-snapシリーズでは最も従来品に近いデザインを採用している。

 筐体のデザインや重量などを除く、主な仕様はSV-AV50と同じ。211万画素(有効195万画素)のCCDを搭載し、DVDレコーダ「DMR-E100H」、「DMR-E200H」とも連携可能。AV入出力端子を装備したUSBクレードルも同梱する。

 筐体は持ちやすさや見やすさを重視したビューワースタイルを採用。録画/停止ボタンを2カ所に用意し、横撮り、縦撮りのどちらの撮影スタイルでも操作性を損なわないという。また、操作部には十字キーを装備している。

カラーリングはシルバー(-S)、オレンジ(-D)、ブルー(-A)の3種類

 SV-AV50との機能面の違いは、バッテリーパックの容量がSV-AV50の530mAhから、1,050mAhに増えていること。これに伴い、連続使用時間が静止画の記録で約220枚、動画撮影で約2時間、動画再生で約2.5時間、音楽再生は約5時間となっている。

 外形寸法は61.7×77.1×25.9mm(幅×奥行き×高さ)で、バッテリーとSDメモリーカードを含まない重量は約98g(使用時127g)。付属品はSV-AV50と同じ。

□松下電器のホームページ
http://matsushita.co.jp/
□ニュースリリース(SV-AV50)
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn030911-3/jn030911-3.html
□ニュースリリース(SV-AV35)
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn030911-4/jn030911-4.html
□製品情報(SV-AV50)
http://panasonic.jp/d-snap/av50/index.html
□製品情報(SV-AV35)
http://panasonic.jp/d-snap/av35/index.html
□関連記事
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030911/pana2.htm
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--320×240ドット/15fpsの撮影が可能に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021015/pana1.htm
【2002年1月30日】【Zooma】超小型マルチカメラ「D-Snap」
~シャレとマジの境界線上にあるデバイス~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020130/zooma45.htm
【2001年12月18日】松下、SDカードを使用する携帯電話サイズのMPEG-4カメラ
―AACのステレオ再生、ボイスレコーディング機能も搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011218/pana.htm

(2003年9月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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