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株式会社日立製作所と、松下電器産業株式会社は21日、共同でIPv6プロトコルを使用したネットワーク家電の相互接続仕様を策定。さらに、低価格なCPUで高速にIPv6処理を行なう新しいIPv6アーキテクチャを開発したと発表した。 IPv6は、128bitのアドレス空間を持ち、最大340澗(かん:10の36乗)という豊富なアドレス数が利用できる次世代のインターネットプロトコル。端末起動時に自動的にIPアドレスを割り当てるプラグアンドプレイにも対応しており、PCや情報家電だけでなく、冷蔵庫や洗濯機といった白物家電をネットワーク対応させる際のプロトコルとしても注目されている。 2社は、IPv6のパケットサイズの調整や、暗号・認証アルゴリズムの種類など、ホームネットワークで利用するための仕様を策定。仕様に基づいた家庭内ネットワーク機器であれば、異なるメーカー間であっても相互接続が可能になるという。 また、低価格なCPUを搭載した機器でも、高速にIPv6処理が行なえるという新しいIPv6アーキテクチャを開発。CPUによるソフトウェア処理と、コプロセッサによるハードウェア処理を組み合わせることで、全てをソフトウェアで処理した場合に比べ、10倍以上の高速化が実現できるという。 両社によれば、これにより、ネットワーク家電の低価格化が実現。コスト要求が厳しいIP電話などのコミュニケーション機器にも適用できるとしている。
□日立のホームページ
(2003年10月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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