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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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2004 International CESの会場では、明日の一般公開に先立ってソニーのプレスカンファレンスが開催された。今年のテーマは「Like No Other」。挨拶に立った安藤国威社長は、日本で言うところの新三種の神器として「3D」、すなわち“Digital Frat Pannel Display”、“DVD Recorder”、“Digital Still Camera”を上げ、ホームエンターテイメントを強力に推進する同社の姿勢を改めて強調した。 ■再生専用ブルーレイドライブ
ブルーレイ関連製品では、2層記録のBD-ROMが再生可能なブルーレイプレーヤーのプロトタイプが展示されている。今回はドライブ部のデモということで、筐体はレコーダのBDZ-S77のものがそのまま使われている。 展示されていたBD-ROMは、DVDと同サイズでカートリッジなしとなっている。2層になると容量は50GBとなり、HDTVクオリティの映像が5時間程度収録できる。メディアの読み出し面にはハードコード処理が施されており、傷や汚れに対して十分な強度を持つとしている。BD-ROMはまだVer1.0策定前だが、ほぼこのような姿となると思って間違いないだろう。 なお、発売時期や価格などは、まったくの未定とのことだ。
■Hi-MD対応MDウォークマン 3機種発表
既に国内でも発表されているが、従来のMDの規格を大幅に拡張したHi-MD規格を発表、同時に専用メディアや対応製品を登場させた。なお、日本ではHi-MDの対応機器は6月の発売が予定されているが、米国では先行して4月に発売される。また米国で発売されるMDウォークマン4機種のうち3機種は、日本では発表されなかった機種だ。
従来MDメディアは、容量にして177MBだったが、Hi-MDフォーマットにすると約305MBの容量となる。また物理的に異なる新フォーマットのHi-MDメディアを使用すると、約1GBの容量が記録できる。 これにより、新フォーマットでは、従来メディアで最大13時間、新1GBメディアで最大45時間分の音楽が記録可能となる。新メディアの価格は、米国では7ドル程度になるという。 MD-NH600は、単3電池1本で30時間再生が可能な、Hi-MDのエントリーモデル。価格は200ドル。MD-NHF800は、AM/FM/TV/Weather Bandが受信可能なモデル。USB転送の他に、ライン入力、マイク入力を装備する。バッテリは同じく単3電池1本で30時間再生可能。価格は250ドル。
MD-NH900は、編集機能付きリモコンを装備するモデル。電源が充電式となり、充電用クレードルが付属する。価格は299ドル・ MZ-NH1は、Hi-MDの最上位モデル。フルマグネシウムボディで、3ライン表示のLCD搭載リモコン、充電およびUSB接続用のクレードルを標準装備する。価格は399ドル。なお全モデルともにNet MDに対応している。
【1月8日】ソニー、1GB記録が可能なMD新規格「Hi-MD」 -従来のMDディスクは305MBに拡張。ATRAC3plusとPCMに対応 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040108/sony1.htm 【1月8日】ソニー、「Hi-MD」対応MDウォークマンとサウンドゲート -PC用Hi-MDドライブとしても利用可能 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040108/sony2.htm
■ 既に米国で発売済みのDVDCAM
昨年のCESで発表された8cmDVD-R/RWに記録するDVDCAMシリーズは、すでに米国では9月にリリースされ、好調な売れ行きとなっている。 DCR-DVD100は、DVDCAMのエントリーモデルで899ドル。上位モデルのDCR-DVD200は、DVD100のCCDをメガピクセルにグレードアップしたもの。DCR-DVD300は、さらに液晶モニタを3.5インチにしたもの。録画モードは3つで、HQ(9Mbps)/SP(6Mbps)/LP(3Mbps)のVBR。DVD-VRモードで録画したときは、本体のみで編集可能。またPC用編集ソフトも付属する。
日本人にとっては若干横幅が太く感じさせるフォルムだが、米国では十分に小さいとして非常に好評だという。米国ではDVDプレーヤーの普及が加速しており、その波にうまく乗ったと言えるだろう。日本での発売は未定。 □関連記事
■ 米国向けモデルを含むDVCAMシリーズ新モデル
既に国内でも7日に発表されているが、DVCAMの新モデルが展示された。DCR-HC30および40は国内発売のものと同等だが、米国ではDCR-HC30からさらにメモリースティックポートを省略した、DCR-HC20を発表した。 またミドルエンドのTRV70Kと同じクラスのモデルが2機種発表された。DCR-HC85は、中級、上級ユーザーを意識したモデル。デザインから見ると、TRV70の後継的な意味合いを感じさせるモデルとなっている。下位モデルのDCR-HC65は、HC85からポップアップストロボを省略したもの。
このラインナップの特徴として、1ボタンで一時的にすべての機能をAUTOにし、メニューまでも簡易化する「EASYボタン」が搭載されている。女性や子供に渡して撮影するときなどに使用するといった使い方が想定されている。「EASYボタン」をOFFにすると、元の設定に復帰する。 また液晶横にRECボタンを装備、ローアングルや自分撮りの際に威力を発揮する。レンズ部ではレンズカバーを内蔵し、移動時の煩雑さを軽減するなど、エントリーモデルらしくより簡単に使えるよう工夫されている。
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■ Location Free TV
ワイヤレスエンターテイメント商品として、新コンセプト「Location Free TV」が披露された。 映像や音楽、Eメールなどにどこからでもアクセスできるというコンセプトは、「エアボード」を彷彿とさせる。だがLocation Free TVのパーソナルビューワーを使えば、WANを経由して自分のDVDライブラリなどにアクセスできるとしている。 米国では9月に発売が予定されているが、日本での発売は未定としている。
□2004 International CESのホームページ (2004年1月8日)
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