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NHK、自動翻訳・読み上げ機能を使った多言語天気予報を放送
-地上デジタルラジオの多チャンネルを活用


2月16日放送開始


 日本放送協会(NHK)は12日、2003年10月から東京・大阪で実用化試験放送が開始されている地上デジタルラジオの新しいサービスとして、天気予報を多言語で読み上げる「多言語天気予報」を2月16日から放送する。

 日本気象協会のサーバーから定期的に送られてくる東京、埼玉、神奈川、千葉の気象に関する電文データを、同社のサーバーで自動的に日本語、英語、ハングル、中国語に翻訳。合成音声で読み上げるという「多言語気象情報音声生成システム」を利用する。

 現在、NHKはVHFの1セグメントを使って試験放送を行なっているが、1つのチャンネルで高音質な番組を1つ放送する時間帯と、チャンネルを複数に分けてメイン音声と3つのサブ音声を同時放送する時間帯がある。NHKでは、チャンネルを複数に分ける場合、サブ音声のデータ枠を使って、ニュースのデータ放送、音声をゆっくりした速度に変換した「ゆっくりニュース」などを放送してきた。

CEATEC 2003でソニー・コミュニケーション・ネットワークが参考展示したポータブル地上デジタルラジオ受信機

 16日から開始される「多言語天気予報」は、メイン音声とサブ音声枠をフルに利用したサービス。メインでは日本語の天気予報を放送し、サブの3チャンネルで英語、ハングル、中国語を同時に放送する。NHKでは「4番組が同時に放送できるデジタルならではの特性を生かしたサービス」と説明している。

 なお、地上デジタルラジオの試験放送は2003年10月から継続的に実施されているが、2004年2月現在受信機は市販されていない。


□NHKのホームページ
http://www.nhk.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.nhk.or.jp/pr/marukaji/m-giju105.html
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(2004年2月16日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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