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ハイテク玩具やキャラクター商品、生活雑貨、宝飾品など、幅広いジャンルを扱う国際見本市「第57回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2004」が東京ビッグサイトで17日に開幕した。期間は20日まで。なお、基本的には業者向けの展示会で、入場には招待状が必要。 東京ビッグサイトの東・西両展示会場を全館使用するという大規模なイベントで、出展企業は2,349社、展示商品は300万点を超える。前回(2003年)の延べ来場者は191,150人で、今年は18万人以上を見込んでいる。 展示の中心は生活雑貨やペットグッズ、ファッション関連、ジュエリー、化粧品などだが、ポータブルオーディオ/ビデオデバイスやハイテク玩具も出展されている。
■ テレビとコミュニケーションが可能に
タカラのブースでは、ハイテク玩具の新しいコンセプトモデル「TV-KUN」を展示している。テレビの外部入力端子に接続して、画面にキャラクターの顔を表示する玩具で、その顔に向かって話しかけると、テレビとコミュニケーションができるというもの。 音声センサを内蔵しており、声の長さや大きさに反応して、泣く、怒る、笑うといった顔を画面に表示する。本体にコンポジット出力とアナログ音声出力端子を装備しており、テレビの前面入力端子にケーブルを使わず直接接続できる。 展示品はコンセプトモデルで、デザインを含む詳しい仕様や機能は未定。「会話によって成長するなど、より複雑な反応を返すような工夫をしていきたい」(同社)という。発売時期は未定。価格は2,000円を切る見込み。
タカラブースではほかにも、「2004 コナミ・タカラ 新商品合同発表会」で展示されていた「WE LOVE GUITAR」と「WE LOVE DRUM」のデモを行なっている。 WE LOVE GUITARは、リズムに合わせて弦のセンサーに触れるだけで、リズムゲームのようにメロディーを奏でることができる玩具。3月発売予定で、予価は9,800円。
WE LOVE DRUMは、スティックの先端を何かに当てるだけでドラム、スネア、シンバルの3種類の音色が内蔵スピーカーから出るというもの。発売時期は5月で、予価は2,980円。
■ DivXに対応したポータブルDVDプレーヤー スポーツカー型のDVDプレーヤーなどを取り扱っている株式会社ゾックスのブースでは、DivXに対応したポータブルDVDプレーヤーを参考展示している。 展示機はDivX 5.0.5まで対応しており、製品化までにはXviDフォーマットもサポート予定。7インチのワイド液晶ディスプレイを搭載し、ドルビーデジタル、DTSデコーダも内蔵する。夏頃の商品化を予定しており、価格は49,800円程度になる見込み。
同社はほかにも、ポータブルDVDプレーヤーを多数参考出品している。商品化が決定しているのは液晶ディスプレイを搭載しないモデルで、夏頃の発売を目指しているという。
■ 普通のヘッドフォンをサラウンドに対応させるUSBアダプタ
アールダブリューシー(RWC)のブースでは、3月に発売する新製品として、通常のヘッドフォンをバーチャルサラウンドに対応させるUSBアダプタを展示している。 PCと接続するとUSB音源として動作し、ステレオミニジャックに接続した通常のヘッドフォンで、5.1chの仮想サラウンドが楽しめるという製品。サラウンド効果や音質をカスタマイズする専用ソフトが付属しており、定位や残響などを細かく調節できるという。価格は1,980円前後の見込み。
ほかにも、11.3万画素のTFT液晶を採用したポータブルテレビ「ウォーカーズゴー」や、USBメモリとしても利用できるリモコン付きのシリコンオーディオプレーヤー「サムスティックデュアル」などを出品していた。さらに、MP3だけでなく、WMAの再生も可能な「アレックス サムスティック」など、新製品の展示を行なっている。
■ そのほか
オートのブースでは、便利なディスクケースが展示されている。「POP UP CASE」と名付けられた製品で、外観は普通のCD/DVDケースと同じ。しかし、ケースを開くとディスクを乗せた中皿がスライドし、てこの原理で起き上がり、ディスクを取り出しやすくする。 通常のケースでは、ディスクと中皿が強固にハマリ込み、なかなか抜けないものがあるが、POP UP CASEではそうした心配がない。さらに、ディスクを中心の1点と外周の2点で支える構造になっており、ケースを逆さまにしてもディスクが落ちない。機構はシンプルだが、便利なアイテムだ。
なお、すでにユニバーサルミュージックなどからPOP UP CASEを採用したCDアルバムが発売されている。今後はOEM供給だけでなく、ケース単体での一般発売も予定しているという。具体的な発売時期は未定だが、ケース単体の価格は1個150円前後になる予定。
バンダイのブースでは、ケンウッドと共同で開発したミュージシャンロボ「LITTLE JAMMER meets KENWOOD」を展示している。5体のミュージシャン型ロボットが動きながら曲を演奏するという玩具で、メインユニットの「コントロールボックス」と専用のROMカートリッジ、5体のロボットから構成される。 ロボットは各々の台座部分にスピーカーを内蔵しており、「ピアノロボット」はピアノパート、ドラムロボットはドラムのパートといった具合に演奏を分担。ROMカードリッジには“枯葉”、“A列車でいこう”などの25曲を収録している。 発売日は2月下旬で、価格は2万円。追加ROMカートリッジも3,000円で発売される。ケンウッドの音質マイスター・萩原光男氏が全面的な音のコーディネイトを行なったというだけあり、演奏音はなかなかのもの。会場ではオーディオ用のスピーカーと接続してデモを行なっていた。
□インターナショナル・ギフト・ショーのホームページ
(2004年2月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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