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CeBIT 2004会場レポート【ブルーレイ/HD DVD編】
TDKがBDFに加盟。ハードコートをベアディスクに活用
−WMV9を用いたHD DVD再生デモも実施


Blu-ray FoundersにTDKが加入

会期:3月18日〜24日(現地時間)

会場:Hannover Messe


 18日より開幕したCeBIT 2004ではブルーレイディスクやHD DVDなど次世代光メディア関連の展示も行なわれ、注目を集めた。

 Blu-ray Disc Founders(BDF)は、18日プレスカンファレンスを開催。新たにTDKがBDFに13社目のメンバーとして参加することが発表されたほか、ソニー、Philips、Samsung、HPなど各社の代表がブルーレイの魅力をアピールした。

 カンファレンスでは、「50GBの大容量」、「互換性」、「PC、CEアプリケーションへの最適化」、「コストの低減を図りながら耐久性を高めたベアディスク」、「CE/PC市場の世界的なリーダ企業の参加」などを挙げて、ブルーレイの優位性が語られた。特にベアディスク化については、パッケージメディアを手がけるコンテンツ産業から、再生専用メディアとなるBD-ROMへの支持を集めることができるという。

 また、規格策定中のブルーレイ関連規格のロードマップを示し、BD-ROMやPC用データストレージ規格のBD-Dataなどを簡単に説明。BD(-RE) Ver.2.0と、2004年内の規格化が予定されるBD-Data Ver.2.0、BD-ROM Ver.1.0、BD-R Ver.1.0で、BDファミリとしてのラインナップが完成する。

BD-ROMのさまざまな応用例 BDのロードマップ
TDK 鹿内雅俊執行役員

 BDFへの新加入が発表されたTDKは、同社執行役員 レコーディングメディア&ソリューションズ ビジネス・グループゼネラル・マネージャーの鹿内雅俊氏がBDF参加の意義を語った。

 鹿内氏は、「BDは次世代光ディスクのベストソリューション」と切り出し、TDKがBDに貢献できる4つの技術として、「新ハードコートフィルムによるベアディスク化技術」、「0.1mmカバー層のスピンコート」、「BD-RE用の高速記録相変化フィルム」、「BD-RE互換のBD-R無機記録膜技術」などの4点を挙げて解説した。

 特にハードコート技術の採用により、傷や指紋などの耐久性を高めたカートリッジなしの「ベアディスク」の実現に貢献していくとし、ベアディスク化により、BDの低コスト化を図れ、さまざまなフィールドでの応用が可能となるとの見通しを示した。

TDKの4つの技術をBDで採用へ TDKのハードコート技術で指紋に対する耐性も向上 ハードコート対応BDの再生テストの結果

松下電器のブルーレイレコーダ

 展示会場では、ブルーレイ/HD DVD関連の展示が各メーカーのブースで行なわれた。松下電器産業は、2層記録に対応したブルーレイレコーダを展示。筐体は昨年のCEATECなどと同様のものだが、中身は今夏の製品化を目指した最終スペックのもので、2層50GBの記録に対応する。発売は当初日本のみの予定で、価格については未定としている。

 また、PC向けのBD-DataドライブのモックアップとBD-Dataディスクも展示している。BD-DataはPC向けのデータ記録用ディスクで、2004年初期の規格策定を予定している。2層記録に対応し、カートリッジ無しの「ベアディスク」となる見込みで、展示されていた50GB容量のサンプルディスクもベアディスク仕様となっている。なお、展示機のBDレコーダでは、BD-Dataの読み込みはできないという。

BD-Dataドライブのモックアップ BD-Dataディスク。50GB容量の記録が可能という

 ソニーのブースでは、BD-ROMの再生デモを実施。筐体はCESで出展されたものと同様で、ブルーレイレコーダ「BDZ-S77」と共通のデザイン。

 1,920×1,080ドットの映画「スパイダーマン 2」のMPEG-2映像を出力し、BD-ROMの画質をアピールしている。また、1層25GB/2層50GBのBD-ROMメディアも参考展示した。


ソニーのBD-ROM再生デモ機 1層/2層のBD-ROMディスクを展示

Philipsのブルーレイレコーダ

 Philipsブースでも、2層記録に対応したブルーレイレコーダを出展。また、BD-ROM再生やBD-R/BD-REの録画/再生機能を統合した次世代Nexperia半導体ソリューションも展示している。

 そのほかにも、ビクターのブースでもブルーレイレコーダが展示されていた。


PhilipsのBD向けNexperiaソリューション ビクターのブルーレイレコーダ

NECのWindows Media 9のHD DVD再生デモ

 NECのブースでは、HD DVDドライブを利用したWindows Media Video 9の再生デモが実施された。PCとHD DVDドライブをSCSI接続し、HD DVDに収録した解像度1,280×768ドット、ビットレート約8Mbpsの「マトリックス・レボリューションズ」のWMV9映像を、PCでデコードして再生している。

 動作モデルは、やや大型の外付け型となっているが、5インチベイに収まるように小型化を進めているという。なお、コーデックとしてWMV9を採用した理由については、特にNECがWMV9を推進しているというわけではなく、「Microsoftやコンテンツ会社との関係から、最新のコンテンツを用意できたため」と話していた。

HD DVD再生環境 デモに利用したHD DVDドライブ

 また、東芝のブースでは、5インチベイサイズのHD DVDドライブを展示。モックアップとして展示しているが、同サイズで実動している動作サンプルもできているという。5インチベイサイズのためPC用としても利用可能で、「ほとんど記録型のDVDドライブと変わらず利用できるようになる」とのことで、ほぼ仕様が確定している1層ディスクの書き込みが可能としている。

東芝のHD DVDドライブ 各社のHD DVDメディアサンプル

□CeBIT 2004のホームページ
http://www.CeBIT.de/
□Blu-ray Disc Foundersホームページ
http://www.blu-raydisc-official.org/
□TDKのホームページ
http://www.tdk.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tdk.co.jp/tjaah01/aah45900.htm
□関連記事
【3月19日】TDK、Blu-ray Disc Foundersにメディアメーカー初の参画
−ディスクのカートレッジレス化をサポート
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040319/tdk.htm
【1月8日】2004 International CESレポート 【ソニー編】
再生専用ブルーレイ「BD-ROM」や、Hi-MDの米国モデルなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040108/ces02.htm
【1月9日】ブルーレイをDellとHPが支持、DVD-Rの2層記録をパイオニアがデモ
DVD+Rは2層規格を1月に策定。DVD-RAMは2005年前半に16倍速に〜
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040109/ces06.htm

(2004年3月22日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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