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松下、DTS 96/24対応の6.1chデジタルAVアンプ
-組み合わせを想定した5.1chスピーカーセット2機種も


6月10日から順次発売

標準価格:オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、デジタルアンプを搭載した6.1ch対応AVアンプ「SA-XR50」を発売する。また、同AVアンプとの組み合わせを想定した5.1chスピーカーセット「SB-TP70」と「SB-TP30」の2機種、さらにスピーカーセットに追加するリアセンタースピーカー「SB-PC70A」もラインナップする。いずれのモデルも価格はオープンプライス。各モデルの発売日と店頭予想価格は下図の通り。

種類 品番 店頭予想価格 発売日
AVアンプ SA-XR50 5万円前後 6月10日
5.1chスピーカーセット SB-TP70 10万円前後
SB-TP30 5万円前後 7月10日
リアセンター
スピーカー
SB-PC70A 14,000円前後 6月10日


■ SA-XR50

上段がSA-XR50

 デジタル入力からアンプ出力段までを完全デジタル化した100W×6ch(6Ω時)のAVアンプ。全チャンネル24bit/192kHzに対応するほか、アナログ音声も24bit/192kHzに変換して、32bitのDSPで処理。6chのアナログ入力も備えており、DVDオーディオなどのソースも高音質で再生できるという。

 また、通常使用される音量域におけるSN比を改善するというVGDA(バリアブル・ゲイン・デジタル・アンプ)技術を採用。DVDオーディオを見据えて88kHzの広帯域パワーバンドに対応したほか、WMAやMP3などの圧縮オーディオファイルを補正する「リ.マスター」機能、低域拡張機能の「Bass Synthesizer」などを搭載する。

 デコード可能なサラウンドフォーマットは、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルEX、DTS、DTS-ES、AAC、DTS 96/24、ドルビープロロジック II、DTS NEO:6。さらに、ソースや作品に応じて適切なサラウンド再生が行なえるという「SFC機能」も装備。音楽モードでは「LIVE」、「POP/ROCK」、「VOCAL」、「JAZZ」、「DANCE」、「PARTY」の6モード、AV/MOVIEモードでは「DRAMA」、「ACTION」、「SPORTS」、「MUSICAL」、「GAME」、「MONO」の6モードから選択できる。

付属のリモコン

 ほかにも、セリフやボーカルを画面中央付近に定位させるという「センターフォーカス」、リアチャンネルの音の広がりを強調する「マルチエリア」機能などを装備。FM/AMチューナも搭載している。

 リモコンはDIGAシリーズなどと共通のデザインを採用。DIGAだけでなく、同社のテレビやDVDプレーヤー、VHSビデオデッキなどの基本操作が可能。

 音声入力は2chのアナログを6系統、6chアナログを1系統、光デジタルと同軸デジタルを各2系統装備。音声出力は光デジタルを1系統、アナログを2系統、サブウーファプリアウトを1系統用意する。

 映像入力はコンポーネント入力を2系統、コンポジットを4系統、S映像を3系統用意。映像出力はコンポーネント、S映像を各1系統、コンポジットを2系統備えている。外形寸法は430×376×83mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.2kg。

□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040510-4/jn040510-4.html
□関連記事
【2003年4月21日】松下、フルデジタル処理の6ch薄型AVアンプ
-サブウーファレベルの独立調整が可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030421/pana.htm
【2001年10月2日】松下、高さ52mmの100W×6chデジタルAVアンプ
-MPEG-AAC、ドルビープロロジック IIにも対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011002/pana2.htm


■ SB-TP70/SB-TP30/PC70A

 TP70/TP30は、どちらもトールボーイスピーカー4本と、センタースピーカー、アクティブサブウーファで構成されており、同社の薄型テレビ「VIERA」シリーズとマッチするデザインや音質を追求したという。なお、同社はこうしたコンセプトのスピーカーを「Cineplex Sound」と命名している。

SB-TP70。VIERAとの組み合わせを想定している

 TP70/TP30はアクティブサブウーファのみ共通で、その他のスピーカーはサイズや使用ユニット共に異なる。また、リアセンター用の単品スピーカーPC70Aは、TP70に同梱するセンタースピーカーの単品となっている。

SB-TP30 SB-PC70A

 SB-TP70のキャビネットには、剛性の高いメタル素材を使用。薄型ながら、強度と安定感を確保したという。なお、すべてのトールボーイスピーカーは、高さが調節できるフリーアジャスタブル仕様となっており、TP70(SB-FS70)のトップ位置は1,104~1,390mmまで、TP30(SB-FS30)は678~1,138mmまで調節可能。さらに、スタンドを取り外すことで壁掛けにも対応している。

 TP70のフロント、およびリア用のトールボーイスピーカーは、80mm径のコーン型ウーファ2基と、25mm径のセミドームツイータ、12mmのドーム型スーパーツイータを搭載した3ウェイ4スピーカー。エンクロージャは密閉型。センタースピーカーはバスレフで、50mm径のコーン型ウーファを4基、25mmのセミドームツイータを1基搭載している。

 TP30のフロント、リア用スピーカーは65mmのコーン型ウーファ2基と、6mm径のリングシェープドドーム型ツイータを1基搭載した2ウェイ3スピーカー。エンクロージャはバスレフ。センタースピーカーもバスレフ型で、65mm径のコーン型ウーファ2基と、6mmの径のリングシェープドドーム型ツイータを1基搭載している。

 共通するサブウーファの型番は「SB-WA70」。170mm径のコーンユニットを1基搭載しており、エンクロージャはバスレフ型。インピーダンスは6Ω。アンプ部の定格出力は100W(6Ω時)で、台座を含む外形寸法は162×420×457mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.8kg。

  SB-TP70 SB-TP30
型番 SB-FS70
(フロント/リア)
SB-PC70
(センター)
SB-FS30
(フロント/リア)
SB-PC30
(センター)
型式 密閉型 バスレフ型
ウーファ 80mm×2 50mm×4 65mm×2
ツイータ 25mm×1 25mm×1 6mm×1
スーパーツイータ 12mm×1 -
インピーンダンス
周波数帯域 140Hz~100kHz(-16dB)
180Hz~90kHz(-10dB)
130Hz~50kHz(-16dB)
150Hz~45kHz(-10dB)
100Hz~50kHz(-16dB)
120Hz~45kHz(-16dB)
110Hz~50kHz(-16dB)
125Hz~45kHz(-16dB)
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
(スタンド含む)
262×264×
1,104~1,390mm
430×100×64mm 240×240×
678~1,138mm
320×93×97mm
重量(1本) 8kg 1.8kg 4.1kg 1.5kg

□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040510-5/jn040510-5.html
□関連記事
【2003年6月27日)】松下、厚さ32mmのトールボーイを採用した5.1chスピーカーセット
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030627/pana2.htm

□松下電器のホームページ
http://matsushita.co.jp/

(2004年5月10日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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